キハダマグロ キャスティング 道具立て 「私見」 | 黄色いクジラの釣り日記

黄色いクジラの釣り日記

2011年からの釣行日記です
浜名湖沖のオフショアボートフィッシング
キハダキャスティング
クロマグロキャスティング
ジギングなど

キハダキャスティング初心者の友人に道具立てを説明するための記事です 道具立てに関して今思っていることを包み隠さず書いてみました

偏った素人の私見です ただどこのメーカーとも一切関係はありません不快な際にはご容赦ください
 
まず頭を守るための帽子 
 
サングラス
つぎに偏光サングラス どのキャスティングゲームにも共通して必要なものですがオフショアの場合には水面下のベイトを見たり魚の通った波だち(水もち)などを見るために必須です プレジャーボートでの出船する時には鳥を自分で探すため光量の多い方が有利になり薄い緑色を選びます しかし遊漁船利用時や浜名湖のシーバスキャスティングなど水面下だけを見る場合は濃いものを選びます 偏光サングラスを扱う専門店なら色々相談に乗ってくれると思います 偏光サングラスありとなしでは釣果が全く違います 目の保護にも大切 紫外線カットの効果は普通のサングラスより高いようです きちんとしたメーカーの良いものを買いましょう
 
グローブ
グローブはMCworks CBONE ダイワ シマノ またはソウルズのキャストグローブがオススメです グローブも帽子同様、怪我の予防のため必要です キャストを考えてある薄手のものがいいと思います
 
シューズ
かかとの無いサンダルは不可です シマノのEVAIR MARINE FISHING SHOES がオススメです 実は好きすぎて普段から履いています 雨や寒い時の為にデッキ用の長靴(ダイワのスーパーVソールの物がおすすめ)が別に必要です
 
ギンバル
ギンバルはソウルズのものを使っています 形状が良くカップも安定しているためオススメです ライフジャケットを一体型にしています 20キロ台までなら無くても問題ないですがそれ以上の場合はあった方がファイト時間の短縮になります
ロッド
8フィートから8.6フィート 僕は8.3フィートぐらいが好きです
キャストウェイトは40gから60gのルアーがキャストできるものを選びますが最大120gぐらいのものまで投げます 表示は60から100gぐらいでしょうか
 
少しくらいウェートの範囲から出ていてもキャスト可能と思います
一番大切なのはドラグ表示にロッド角度が記載してあるかだと考えています
僕のファイトスタイルはロッドを可能な限り立ててバットパワーを出来るだけ利用します 見る人によっては立てすぎでロッドが折れそうで危険と思われてしまうほどです 力だけでのファイトはマグロのサイズが大きくなると必ず自分が参ってしまいます ちなみに僕のベンチプレスのマックスウエイトは160kgで普通の方より力持ちですがガチンコでのファイト時間が25分を超えてくると参ってきます しかし女性でもファイトや道具立て次第では悠々釣り上げられる方もおりやはりファイトは力ではありません ドラグ表示のロッド角度が低い設定のロッドではバットパワーを利用するためにロッドをたてると破損の確率が上がってしまいます そのためロッドを選ぶ際には 表示のないものはやり取りでロッドをたてることを想定していない作りと考えます。
ロッドの本数はフローティング用2本 シンキング用2本から3本といったところでしょうか 竿の種類はできるだけ同じものを使います これはキャストフィーリングを変えないためです
またなぜシンキングの竿は2本かと言えばフローティングを多くつかう誘い出しではルアーを付け替える時間は比較的あるのですがシンキングを使うはみ(ベイトボール)では鳥が絡んだりライントラブルが多発する割に付け替える時間的な余裕は一切ありません このためシンキングの竿は多くなります
カーペンターのブルーチェイサー83/30 84/22 83/16などを使います
カーペンター以外ではシマノのフレックスリミテッドも最近70度角での表示があり好感が持てます またCBONEのアンフィニティーなど数値の記載はなかったですがロッドを立てたやり取りを想定しているようです
当たり前ですがロッドのパワーが強いほどやりとりは楽です 非力な程パワーの強い竿を勧めますがロッドのパワーが強いほどキャストは難しくなる様に感じますのでそれぞれのバランスで選ぶのが重要と思います
僕は歳をとったのか徐々にパワーの強い竿が好みになって来ました
 
リール
シマノしか使ったことがないので他のメーカーはわかりません
リールはシマノの14000番
機種は正直どれでもいいと思います 強いて言えばかっこと思い入れです どのランクでも十分な性能はあると思います 極端な大物狙いでない限りハイギアであればあるほど良いと思います
ラインは一律300m
PE 4から6号
ナイロン3号の下巻きで調整します
やはり細い号数でも巻き取りスピードは必要です
リールの番手は14000以外いらないと思います
 
ライン リーダー
ラインリーダーは理不尽にブレイクした物は基本的に次から使わないことにしています 今、ラインはよつあみオッズポート一択です 男は黙ってオッズです 理由は単純でまだ理不尽に切れていないからです
PEラインの引っぱり強度は近年飛躍的に上昇しています 物の良いPE6号あれば80ポンドから100ポンドの強度ぐらいあるでしょうか 80ポンドでは約36Kgの力以上でないと切れないということです ステラ14000でも最大ドラグが25Kgですので理論上は最大ドラグでも切れることはないことになります ただ現実はドラグ7Kgでも切れることがあります 経験上切れるのは一匹上げたセットで次にかけた時のファーストランのことが多いような気がします。特にラインをどこかにこすった記憶もないのに切れます でもこれはやはりどこかが傷ついていたと考えるのが普通だと思うのです そう考えるとPEのライン選択重要な点は引張強度ではなく摩擦に強いこと(耐久性のある事)だと考えるに至りました またリーダーに関してもリーダーの特性上当たり前かもしれませんが引張強度より摩擦強度を重要に考えています
リーダーはナイロンでフロロの選択肢はありません 僕はよつあみ推しですが好きなものでいいと思います
6号には130ポンド
5号には110ポンド
4号には90ポンド
ただよつあみのTPⅢではポンドを落とします
6号は110 5号は90 4号は80になります
長さは2ヒロ半程
垂らしを考えてリールに一周弱巻ける長さをとります PEの部分を指に掛けてキャストするのは強度低下を考えオススメできません フロロカーボンの先リーダーをつける方もいますが僕は仕掛けはなるだけ単純な方がいいという考えで使用していません
リーダーとPEのむすびはPRノット、僕のような不器用でも安定した強度で結べます
 

MCworksのヘビーボビンで結びます
詳細はユーチューブのライズ原田さんの動画がわかりやすかったです クルクル巻きつける部分はジギングと違い2から3センチ巻き数でいうと40から50で良いと思います 長すぎるとトラブルが多発します

リーダーとスイベルはソウルズ佐藤氏のノットをつかっています 詳しくははソウルズのマグロDVD(二つあるので気をつけてください 前の方です)にあります または呑まれ切れを考える場合は結びが長くなりますがイモムシノットを使います 綺麗な結びは強度があるので練習することが大切です また摩擦による強度低下を避ける為リーダーとスイベルの結紮にはワセリンも必須ですので薬局で出来るだけ少ない量を買って来て下さい ここが1番のブレイクするポイントだと思います
スイベルはNTボールベアリング樽型 またリングはカーペンターのものを使っています リングの形状再現性は大切です
 
一例として僕のセットを出します
相模湾や遠州灘用です
フローティング用
カーペンターブルーチェイサー83/30 PE6号 ステラ14000
シンキング用
カーペンターブルーチェイサー84/22 PE5号 ステラ14000
✖️2本
カーペンターブルーチェイサー83/16 PE4号 ステラ14000
基本はこれですが魚のサイズに合わせて組み合わせを変えます
カーペンター80/40 PE8号を用意することもあります
遠州灘では太く 相模湾では細い傾向です
周りに投げ負けないように3号や2.5号までラインを落としたこともありますがやたらに細くするよりやはり釣りたい魚の最大値に合わせたライン強度の確保が今は大事だと考えています 遠州灘では基本6号 相模湾は5号です ただフローティング用では5号でも6号でもあまり飛距離はかわらないため6号を使用しています 何故ならフローティングを使う場面では風上から投げることがほとんどでラインの太さによる飛距離への影響が少ないからです ちなみにそんな船頭はなかなかいないですが風下からフローティングを頻繁に投げさせる様な船に乗っては釣れませんので船宿の変更が必要です
 
ルアー
ルアーの種類は正直いうと特にフローティング使用時はマグロ用なら釣れるとおもいます ただ人それぞれ思い入れがあるので自分の信じたものを使うのが正解です
フローティングは60gの物が中心ですが120gぐらいまでを使います
腹の色は銀が基本と思っています なくなることを考え信じた同じルアーが複数必要です ルアーを選ぶ上で何が大事と考えているかいうとフローティングの場合一番は飛距離(飛行姿勢)だと思っています 僕はブルーフィッシュがすきですが手に入れやすい物では仲間はシマノ ロケットダイブなどで昨年は好釣果を出しています やはりARCの様に飛距離アップは正義です  他のルアーでももちろんポッパーを含めいろいろなもので釣果は上がっています
シンキングはウエイトで大きく2種類 40gくらいのものと60gくらいのものが必要です
40gぐらいの物の方が沈下姿勢 沈下速度が良くちゃんとキャストできた場合、食いは明らかに60gのものに勝ります しかしいかんせん状況により40gのものは届かないことがあります このため60gのものも用意します
オススメはCBONE オズマ MGクラフト 7つ星 菊池bz hybrid などでしょうか 60gの物では絶版となりましたがシマノ サーディンボールは仲間が良く釣っています
 
 

他に必要なものとしては

ドラグチェッカー 
魚が大きくなると特にですがドラグ値を計らないでとれるほど簡単ではありません 僕の初期ドラグはPE6号の場合手元で7キロ設定です 竿を立ててガイドを通ると2割増しのドラグ値になります 初期ドラグ設定は非常に大事ですが値には色々な考え方があります 自分自身まだ結論は出ていません またここから締めるとドラグノブ1/4回転で約1キロ上がります
 
締め具、 ナイフ(サビナイフ)
釣れた時、船長に魚を処理してもらった時点で一緒に行った友人の貴重なチャンスを潰しているのと同然です 必ず自分で処理して船長には操船に集中してもらいましょう
 
こんなところですが自分自身に絶対必要なものを列挙しました くどいですがただの素人の私見ですのでよろしくお願いします
 
この記事を読んでいただいて共感できることがありましたら下のファイト編も楽しめると思います
 

 

 
ではまた