先日紹介した関橋さんの新刊です。


ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す (角川SSC新書 45)/関橋 英作

前回の、「キット勝つマーケティング」は、

「キットカットの再生」という大成功を収められた経験を元に、

そのときの感動の思いがあふれてくるような、

勢いのある本でしたが、

今回は一歩引いて冷静にブランディングを見つめなおしている内容で、

また少し違う面を見ることができた気がします。


「ブランディング」とは何か、

その前に「ブランド」とは何か、と考えると、

簡単に言えば、「好きなもの」だと思います。

高級であるとかは関係なく、

人の好みも関係なく、自分が好きなものが、

一番のブランドではないか、と。


これを商品の側から見ると、

ブランドは「好きだと思ってもらっていること」となり、

ブランディングがそれを達成するプロセスだとすると、

「いかに好きになってもらえるか」を突き詰めていくプロセスが、

「ブランディング」なのではないでしょうか。


こう考えると、「ブランディング」とは、

まさに「コンサルティング」とほぼ同義という気がしてきます。

現状「好き」と思ってもらえていないものについて、

その原因を洗い出し、解決策を提示し、実行に導いていくこと、

一見当たり前のこのプロセスをきっちりまわすことが、

まずは「ブランディング」の一歩ではないかと。


その具体的な方法が、

関橋さんの経験を元にとても詳しく書かれており、

マーケティングの仕事以外に携わっている方にも

参考になるところが多いのではないでしょうか。





基本的に雑誌好きです。

企業診断のような固めのものから、

東京カレンダー、OCEANSまで、

結構なんでも好きでよく買ってしまい、

おかげであっという間に部屋が雑誌だらけになりますが、、、

手軽な情報収集・勉強の一つとして欠かせないな、と。


で、最近は、気になる雑誌は定期購読に。

そうすると、買い忘れもないし、

自動で家に届くしでいいこと尽くめですねー。

さすがに一気に何誌も定期購読にすると辛いので、

毎月少しずつ対象を広げながらですが。。


で、有名ですが、雑誌の定期購読なら、

やはりFujisan ですね。

たいていの雑誌がそろっており、便利です。


なお、最近読み始めてのお勧めは、やはり、

Think! です。

難しいですが、読むと何かと刺激なることが多く。。


お試し下さい。






前回第1部は、景気回復局面において、

大企業と中小企業の格差が開いている、

という内容でしたが、第2部では、

生産性向上により企業の業績改善だけでなく、

日本経済の成長に寄与するための

方策についての分析となります。

* 「⇒」に続く記述と■サマリ■は個人的な意見となり、

   白書記述とは異なる部分があります

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第2部 1章 中小企業を巡る構造変化と生産性


■今後の日本経済に大きなインパクトをもたらすのは、

 少子高齢化・人口減少の進展。

 具体的には、

 ①総人口減少により消費支出減少し、国内市場が縮小する

 ②労働人口減少によりアウトプットであるGDPが減少する

 

■このネガティブインパクトを緩和する方法としては、

 ①高齢者・女性の就労を支援し、労働人口減少を緩和する

 ②労働生産性を上げ、GDP減少を緩和する

 があげられる。今回の白書では②について考察する


■「労働生産性=付加価値額/労働投入量」

 ⇒労働投入量を減らしても生産性は向上するが、

  とるべき道とはいえない。

  やはり、最終的には付加価値額向上を目指すべき。

  

  なお、アメリカの労働生産性を100とすると、

  ルクセンブルグ:約140

  ノルウェー:約140

  ドイツ:約90

  日本:約70

  小国の生産性の高さ(少ない人口で多くのGDP)が

  目立つ一方で、日本はアメリカの70%程度と

  かなり低レベル


■中小企業の労働生産性は、ほぼ全業種において、

 大企業より低くなっている。 

 これは、労働生産性の式を下記のように分解すると

 原因の一つが分かる。


 「労働生産性=資本ストック/労働投入量*付加価値額/資本ストック」

 

 ここで、前者は労働力あたりの資本の大きさを表し、

 後者は資本あたりの付加価値額を表している。

 後者は大企業と中小企業で大きな違いはなく、

 前者に差があることから、前者(資本装備率)が

 生産性が劣る原因。

 ⇒ただ、この計算式自体が大企業向け

  (資本ストックの大きさを測る点で)だと思う。

  資本ストックを大きくすれば中小企業ではなくなる面もあり、

  やはり規模の小さな企業は、付加価値額の増加が

  目指すべき道と考える。


■労働生産性と企業の取り組みの相関を見てみると、

 下記のような企業の生産性が高い傾向が見られる。

 ①IT化:EC取引やネットワーク構築に積極的

 ②グローバル化:直接輸出の割合が高い

 ③人的資本:終身雇用前提の年功序列賃金

 ④外部資源活用:業務委託・外注利用に積極的

 ⇒人的資本部分は意外な面はあるが、

  終身雇用ということで、正社員としての定着率が向上し、

  結果として労働投入量単位あたりの付加価値額は

  向上していると考えると、妥当ともいえる。

  つまりこの式が、労働対価(賃金)ではなく、

  労働時間(もしくは人数)を使用しているため、

  同じ人数もしくは時間であれば、正社員として

  定着している社員が多いほうが有利なことが多い。



■サマリ■

中小企業は資本も小さく、投入できる労働力も少ない。

となれば、やはりいかに効率的に価値を生み出していけるか、

を検討し、実践していくことが重要になってくると思う。


上記労働生産性の高い企業の取り組みを見ていて思うのは、

「レバレッジをかける」ことが一つのポイントではないか、

ということである。

EC取引などで使用する労力を抑えながら市場を拡大し、

外部資源も活用することで、

自社がもともと持つ力以上に価値を創出していく仕組みを、

組み立てていく必要があると考える。


ハミルトンが連覇達成!


最後の数ホールのショットは神がかり的でした。



去年は最後プレッシャーから崩れそうになりましたが、


今年は去年の経験もあってか、


後半になればなるほど安定。


一度大きなことをやり遂げ、経験することの力を改めて感じます。