先日紹介した関橋さんの新刊です。


ブランド再生工場―間違いだらけのブランディングを正す (角川SSC新書 45)/関橋 英作

前回の、「キット勝つマーケティング」は、

「キットカットの再生」という大成功を収められた経験を元に、

そのときの感動の思いがあふれてくるような、

勢いのある本でしたが、

今回は一歩引いて冷静にブランディングを見つめなおしている内容で、

また少し違う面を見ることができた気がします。


「ブランディング」とは何か、

その前に「ブランド」とは何か、と考えると、

簡単に言えば、「好きなもの」だと思います。

高級であるとかは関係なく、

人の好みも関係なく、自分が好きなものが、

一番のブランドではないか、と。


これを商品の側から見ると、

ブランドは「好きだと思ってもらっていること」となり、

ブランディングがそれを達成するプロセスだとすると、

「いかに好きになってもらえるか」を突き詰めていくプロセスが、

「ブランディング」なのではないでしょうか。


こう考えると、「ブランディング」とは、

まさに「コンサルティング」とほぼ同義という気がしてきます。

現状「好き」と思ってもらえていないものについて、

その原因を洗い出し、解決策を提示し、実行に導いていくこと、

一見当たり前のこのプロセスをきっちりまわすことが、

まずは「ブランディング」の一歩ではないかと。


その具体的な方法が、

関橋さんの経験を元にとても詳しく書かれており、

マーケティングの仕事以外に携わっている方にも

参考になるところが多いのではないでしょうか。