ゆうすけくんのてきとーブログ -6ページ目

ゆうすけくんのてきとーブログ

かわいいコーギーのゆうすけくんのお父さんが、
美味しいと思ったもの、趣味
そして、ゆうすけ君との思い出を書いているブログです。

 家に帰ってからも、左手の中に白球の感触が残っていた。

 もちろん、実際に握っているわけではない。南陽高校のグラウンドで返したはずのボールは、もうとうに誰かの手に渡り、土の上を転がり、あるいは籠の中へ戻っているだろう。

 なのに、小堅井護の左手は、何度も何度もあの硬さを思い出した。

 川石より軽く、けれど妙に芯のある感触だった。

 靴を揃えて玄関に上がり、手を洗い、鞄を所定の位置に置く。そうしたいつもの動作をひとつずつ済ませながらも、頭の中では別のことを考えていた。

 平井清の声。

 卓二の慌てた顔。

 あの小柄な三塁手――竹山悟の、値踏みするような目。

 そして何より、平井龍の声。

 ――君の力を貸してほしい。

 あそこまで真っ直ぐに頼まれたことは、あまりなかった気がする。

 護は自室の机の前に座り、鞄から教科書を取り出した。予習をしなければならない。入学早々で気を抜いている場合ではない。高校の授業は中学までとは違う、と父にも何度も言われている。

 国語、数学、英語。順番に机へ並べる。

 だが、ノートを開いても、視線が紙の上を滑るだけだった。

 不意に、左手を開いてみる。

 大きな手だった。昔からそうだった。小学生の頃には、同級生よりひと回りもふた回りも大きかった覚えがある。だから石を投げるのも、たぶん、人より少しだけ遠くへ届いたのだろうと思っていた。

 少しだけ、のつもりだった。

 まさか、高校のグラウンドであそこまで騒がれるとは思っていなかった。

「護、帰ってたのね」

 部屋の外から母の声がした。

「はい」
「お茶、持っていこうか」
「お願いします」

 返事をしてから、しまった、と思う。何となく気を使わせてしまった気がした。だが今さら言い直すのも不自然で、護はそのまま椅子に座って待った。

 ほどなくして、母が湯のみを持って入ってくる。

「珍しいわね。帰ってきてすぐ勉強してるのはいつも通りだけど、今日は何だかぼんやりしてる」
「そうでしょうか」
「そうよ」

 母は穏やかに笑って、机の上に湯のみを置いた。

 公務員である母は、父ほど言葉に角がない。そのぶん、護の変化には案外早く気づく。

「学校で何かあったの」
「……いえ」
「その“いえ”は、だいたい何かあった時の言い方ね」
「そのようなことは」
「あるのよ、昔から」

 母はそう言って、無理に問い詰めようとはしなかった。問い詰められない方が、かえって話しにくいこともある。

 護はしばらく黙っていたが、結局、湯のみから上がる湯気を見ながら口を開いた。

「部活に、誘われました」
「あら」

 母は少し目を丸くした。

「珍しいこともあるのね」
「珍しい、でしょうか」
「あなた、自分からああいうところへ行くタイプじゃないでしょう」
「自分からではありません」
「じゃあ、誰かに誘われたのね」
「はい」

 答えながら、清の顔が浮かぶ。

 あれは誘われたというより、半ば連行に近かった気もする。

「何部?」
「野球部です」
「野球?」

 今度は少しだけ驚きが強かった。

「護、野球してた?」
「していません」
「でしょうね」
「……はい」

 でしょうね、と言われると、それはそれで少し複雑だった。

 母は小さく笑ってから、椅子の脇にもたれた。

「でも、野球部に誘われるなんて、何かあったの?」
「体育の時間に、遠投がありまして」
「うん」
「投げたら、少し騒ぎになりました」
「少し?」
「……やや」
「かなり、の間違いじゃないの」

 図星だったので、護は黙った。

 母はそこで何かに気づいたように、ふっと表情をやわらげた。

「そう。あなた、石をずいぶん遠くまで投げることできたものねえ。前に近所の人と話したら、人の投げた石が川の向こう岸まで届くわけないって、嘘つき扱いされてしまったわ」
「事実だったのですが」
「そうなのよ。お母さんもそう言ったんだけど、全然信じてもらえなくて」
「嘘ではありません」
「ええ、知ってるわ」

 母は少し楽しそうに言った。

 その言い方があまりにも普通で、護はほんのわずかに肩の力を抜いた。

「それで、入りたいの?」
「わかりません」
「やってみたい、ではなく?」
「……それも、わかりません」

 本当に、わからなかった。

 やりたいのかと問われれば、うまく答えられない。野球に憧れていたわけでもない。甲子園を目指したいなどと考えたこともなかった。

 けれど、断ればそれで済む話だったのに、なぜか今もこうして考えている。

「ただ」
「ただ?」
「主将に、頼まれました」
「そう」

 それだけで、母は少しうなずいた。

「その人、いい人なんでしょうね」
「……なぜ、そう思われるのですか」
「護がそういう顔をしてるから」
「どういう顔でしょうか」
「断りたいのに、断りきれない顔」

 護は思わず眼鏡を押し上げた。そういうものが顔に出ているとは、自分では思っていなかった。

「ご飯の時、お父さんにも話してみたら?」
「はい」

 母は「無理はしないでね」とだけ言って部屋を出ていった。

 静かになった部屋に、一人取り残される。

 護は机の上の数学の問題集を開いた。

 だがやはり、頭に浮かぶのは数字ではなく、あのグラウンドの土の色だった。

 夕食の席では、父がいつも通り新聞を畳んでから箸を取った。

 無駄な雑談の多い家庭ではない。護の家では、食事の時間は比較的静かに過ぎる。今日の献立は肉じゃがに鯖の味噌煮とほうれん草のおひたし、味噌汁。母の作る食事はいつもきちんとしていて、父はたいてい黙って食べ、護もまた黙って食べる。

 その中で、母が先に切り出した。

「今日、護が野球部に誘われたの」
「ほう」

 父が箸を止めた。

「珍しいな」
「体育で遠投したら声をかけられたみたい」
「そうか」

 父の視線が護へ向く。

 厳しい目ではない。ただ、物を測る時のような静かな目だった。

「お前はどうしたい」
「まだ、考えております」
「入りたいのか」
「そこまでは、まだ」
「だが迷ってはいる」
「……はい」

 護は正直に答えた。

 父はしばらく何も言わなかった。味噌汁をひと口飲み、器を置いてから、ようやく口を開く。

「部活をすること自体に反対はしない」
「はい」
「やるなら、きちんとやれ」
「はい」
「中途半端にするくらいなら、最初からやるな」
「はい」
「それから」
 父は護を見たまま言った。
「文武両道だ。部活を理由に勉強を疎かにすることは許さん」
「……はい」

 予想していた答えだった。

 もっと強く反対される可能性も少し考えていたが、そうではなかった。むしろ認められた。認められた上で、当然のように条件を置かれた。

 そのことに、護は妙な重さを感じた。

 父は反対してくれた方が楽だったかもしれない、と一瞬だけ思ってしまう。そうすれば断る理由ができた。だが父はそれを与えなかった。

「自分で決めろ」
 父は淡々と言う。
「やると決めたなら、最後まで責任を持て」

 護は箸を持つ手に少し力を込めた。

「はい」

 それしか言えなかった。

 母がその空気をやわらげるように、
「でも護が部活って、ちょっと見てみたいわね」
と言う。

「朝も走ってるし、体力だけはあるものね」
「だけ、ではありません」
「そうね、ごめんなさい。眼鏡もあるわね」
「そこは褒めておりません」
「じゃあ真面目さ」
「それは……ありがとうございます」

 自分でも何を言っているのか少しわからなくなって、護は黙ってご飯を口に運んだ。

 父は小さく咳払いをして、それ以上は話を広げなかった。

 けれど、「反対はしない」という言葉は、食事が終わってもずっと胸のどこかに残り続けた。

 その夜、布団へ入ってもなかなか寝つけなかった。

 目を閉じると、昼間の光景がいやに鮮明によみがえる。

 白いボール。土の匂い。卓二のミットを弾いた音。

 そして、平井龍の「待ってる」という言葉。

 待っている。

 あまり言われたことのない言葉だった。少なくとも、ああいう重さを持って言われたことはない。

 護は寝返りを打ち、天井を見上げた。

 野球のルールを、どこまで知っていただろうか。三振と四球くらいはわかる。送りバントも見たことはある。だが、それだけだ。変化球の種類もろくに知らない。守備位置だって、外野の左右はまだ曖昧だ。

 そんな自分に、何ができるのか。

 だが同時に、あのグラウンドに立った時、自分の左腕が確かに別の意味を持ったことも感じていた。

 ただ遠くへ投げるための腕ではなく、試合をするための腕。

 誰かに必要だと言われる腕。

「必要、か……」

 小さく呟いて、自分で驚く。

 その言葉に、思ったより心が動いている。

 護は枕元の眼鏡を取ってかけ直し、起き上がった。机の引き出しからノートを一冊取り出す。新しいページを開き、少し考えてから、罫線の上に丁寧な字でこう書いた。

 野球について

 その下に、
 ルール
 投手の役割
 必要な技術

と順番に書いていく。

 やると決めたわけではない。まだ決めていない。

 だが調べておくことは無駄ではないはずだ、と護は考えた。知らないまま断るのも、知らないまま入るのも、どちらも不誠実な気がした。

 そうしてノートへ几帳面に項目を書き並べながら、護は自分が少しずつ、昼間とは違う場所へ足を踏み出しかけていることに、まだ気づいていなかった。

 窓の外では、夜の風が静かに木を揺らしていた。

 明日、学校へ行けば、またあのグラウンドがある。

 あの明るい声も、穏やかな視線も、値踏みするような目も、きっとそこにある。

 布団へ戻る前に、護は一度だけ左手を握った。

 その手の中に、白いボールの感触がもう一度よみがえった。

まずは勝ったサラスヴァティーのレースから。

馬体はなんとか維持という感じでホッとしていたのですが、パドックの周回中なかなかチャカついていて、大変そうだと感じたところです。

返し馬も歩かせていたので、そのあたり難しさが目に見えてくるようになっているなと感じました。

レースはスタートを決めると外2頭がほどよく行ったこともあり、絶好と言っていい3番手をキープ。

4角では横山武史騎手の手がガシガシ動いているので、大丈夫か?と思ったものです。

(ちなみにそのあたりは動かなくってという言葉がウイナーズサークル内で聞こえました)

直線に入ると前を行く2頭を交わし、後続も封じる横綱競馬でゴール前に集合場所へ駆け出す余裕がありました。

前日に似たようなレースで悔しい思いをしたのですが、

その時も勝ったのは横山武史騎手。

カトマンズゴールドを封じたような騎乗をしてくれて、今度は私に歓喜の声を上げさせてくれました。

向いたレースになったこともありますが、完勝と言っていい内容で今後が楽しみです。

それではサラスヴァティーの写真を

パドック周回中はチャカチャカしていたように見えたのに加えて、こんな感じで担当さんに甘える様子も見せていました。

途中から調教師との2人引きに

今後は気性面が一つの課題となりそうです。

おまけ

馬券は私らしいというか…

持ってないなあ……。15が3着なら……。


続いて土曜のカトマンズゴールドのレースを

馬体重は良くも悪くも変わりなく。

ただ今回は坂路で時計が出ていたので、そのあたり攻め強化しての維持なので期待をしておりました。

パドックではだいぶチャカチャカした面も出て気性面はやはり父産駒のそれで気にするのもわかるというところです。

レースですが、スタートは出るようになりました。

これは先を考えても本当に大きいと思います。

内の3番手の位置に入り、道中は5番手くらいで運び、あとは外に出せたら絶好だくらいに思っていました。

間違っても詰まるなよと思ったところで、鞍上も外へ進路を選択。

ただ、この時には外から進出していた勝ち馬が上げはじめていたんですよね。

この時は目標にして交わせると力が入っていたのですが……。

脚色が一緒になってしまい、馬体を併せるまでできずに完敗。

勝ち馬が一枚上と褒めるしかありません。

ここまで全戦掲示板と頑張ってくれているカトマンズゴールド。

なんとか勝ち上がって、コツコツと楽しませてほしいところです。

それではカトマンズゴールドも写真を

三浦騎手はソツなく乗ってくれたと思います。

パドックでは比較的大人しいのですが、時折りチャカついて血統を感じました。



なんとか一つと思いますが、次の選択が悩ましい。

個人的には距離延長を見てみたいのですが……。

最近はずっとAIの話ばかり書いていると思いますが、本当に日々AIに触れるのが楽しくて仕方ない。

水曜にはじめた「堅物サウスポー」を何度も調整して、自分自身が一読者として先を楽しみにしています。


他には学生時代に書いていた小説をAIに確認してもらいながら手直しをしているのですが、30代になって書けなくなった文が書けている事実に自分自身が感動しているところです。

1章が整い、先に繋ぐのも上手くできそう。

錆びついていた夢の欠片が再び動きはじめたのを感じています。

とりあえずの完結をしたら、小説家になろうに投稿したいな。


他にも広綱の書き直しもしてみたいなと思うし、依頼されている原稿も整えたい、ファイアーエムブレムのノーリセットリプレイとかどうだろう?と創作意欲が湧いています。


とプライベートタイムはいい感じなんですが、仕事は苦情係に残留。

進退考えてると伝えても相手にされなかった事実には正直絶望した。

一口という趣味がなければ仕事を辞めて、細々と自分の想像力の中で生きていく生活を選択してもと思うが……。


昨日のカトマンズゴールド、今日のサラスヴァティーと愛馬が頑張ってくれたので、この趣味はやめられないなと思います。


一応、馬券は控えめにしようと思う今日この頃。

予想をあげてみようと思います。


阪神大賞典

◎アドマイヤテラ

△マイネルエンペラー

△レッドバンデ

穴シュヴァリエローズ

切ダノンシーマ


本命はアドマイヤテラ

言わずもがななレイデオロ産駒

父悲願のG1タイトルへ勝って弾みをつけて欲しい。

相手はマイネルエンペラーとレッドバンデに絞りたい。

穴にシュヴァリエローズを

なんか国内使ってれば良かったのになあと見ている馬で、ここで一発ないか?

ダノンシーマは距離伸びるの良くないのでは?


馬券は少し買い方を変えて

◎頭軸の3連単流し印相手

馬単◎→印相手

3連複BOXで


愛知杯

◎ドロップオブライト

△ソルトクィーン

△ナムラクララ

△レディマリオン

△マピュース

△チェルビアット

切スリールミニョン


土曜の中京を見て思ったのが、やはり中京内前じゃね?ということ。

というわけで基本内前で買います。

ただ本命はドロップオブライト

中京巧者でとりあえず堅実かなと。もちろん、動きなどでも納得して買っています。

あと中京巧者のソルトクィーン、ナムラクララ、レディマリオンを買って、内から差して来そうなマピュースとチェルビアットまでを押さえて。


馬券は

◎頭軸の3連単流し印相手

馬単◎→印相手

3連複BOXで

日曜中京6R4歳上1勝クラス(牝馬限定芝2000)に愛馬サラスヴァティーが横山武史騎手で出走します。


状態面が疑問だった前走、敗れはしたものの2着となったことで現級上位の力があると確信ができました。

そして、今回は脚元の不安という話もなく、前走時より状態はいいと思います。

併せは遅れていますが、時計は悪くないですし、併せたゴディアーモはフラワーCに出て人気した馬なので問題ないでしょう。

先週の中京を見ていると差しが届いていたので、切れ味比べはあまり分が良くないと気になっていたのですが、土曜のカトマンズゴールドのレースや次の未勝利を見る限りは前有利な馬場と感じました。

横山武史騎手は土曜のカトマンズゴールドのレースで勝ち馬に乗っていましたが、ああいうレースが理想ですね。

また、サラスヴァティーはそういうレースが向いていると思いますし、横山武史騎手はサラスヴァティーの特徴を掴んでくれていると思いますので、その手腕に期待したいところです。

前日のカトマンズゴールドでは、中京競馬場での口取りができませんでしたが、サラスヴァティーではできると信じて、口取り全場制覇へ向けて愛馬を応援したいと思います。



愛馬への期待度「◎」

私の見た適正オッズ「2.5」

コメント「現級では力上位。強気の競馬で押し切ってもらいたい」

土曜中京4R3歳未勝利戦(牝馬限定芝2000)に愛馬カトマンズゴールドが三浦騎手で出走します。


デビュー戦の2着からここまで、勝てるのではないかと思いつつ、掲示板止まりというもどかしい競馬が続いているカトマンズゴールド。

2着、5着、3着、4着と1着以外は掲示板の着をコンプリートし、いよいよ1着を残すばかりとなりました。

これまでのレースでは常にもうワンパンチあればと書いてきましたが、今回、そのワンパンチを仕込んできたのでは?と思えることがあります。

それは調教です。

今回の調整も坂路での調整とそのあたりは変わりないのですが、1週前、当週と加速ラップではないものの自己ベストを更新してきました。

強めとかいうわけではなさそうなので意図したものかは分かりませんが、ここは勝負してくれているのではないかなと思っています。

その理由の一つに、今回勝ち上がることができれば、ギリギリオークストライアルに間に合うんじゃないかというところがあります。

今でも社台ファーム鈴鹿でカトマンズゴールドを見学した時に出た「桜花賞、オークス」という単語。

私は血統的にチャンスがあるとしたら、オークスだと思っていました。

今回、なんとか勝ち上がり、その夢を抱いてトライアルへ

出資した時に届くといいなと思っていた夢への最後の挑戦と言っていい一戦。

私にできることは応援だけですが、全身全霊で応援したいと思います。


愛馬への期待度「◎」

私の見た適正オッズ「5.0」

コメント「ギリギリ間に合う樫の舞台へ…夢を見たい」