あれから1年、今でも愛馬を想わない日はありません(日本ダービーの予想) | ゆうすけくんのてきとーブログ

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かわいいコーギーのゆうすけくんのお父さんが、
美味しいと思ったもの、趣味
そして、ゆうすけ君との思い出を書いているブログです。

1年前のブログを読み返し、昨年の今ごろは夢いっぱいだったなあと、どこか他人事のように振り返っています。

昨年のダービー、本当に夢いっぱいで、レース前は愛馬のダービー制覇を信じて疑わず、かなり浮かれていました。

しかし、時に運命は下手なドラマよりも過酷な現実を突きつけることがあります。

3角から馬なりで上がっていく愛馬を見た時は好走を確信し、後は弾けるだけと思い、

「さあ、来い!」

そう叫んだ瞬間、私のダービーは終わりを告げました。

そして、一つの大きな夢も終わりを告げることになりました。

 

正直、今でもスキルヴィングがゴール板を過ぎたあたりからの記憶が曖昧です。

愛犬が死の病の告知を受けた時以来、子供のように泣きじゃくりたい衝動に駆られていました。

今でもお通夜状態の私に寄り添ってくれたお仲間、ブログを休止した時に、「読んでますよ」と声をかけてくださった方々には、心から感謝しています。

 

このあたりは、過去のブログでこれでもかというほど語ってきました。

 

今日はそのどん底から、どうやって今の状態まで立ち直って来たのかを書いておきたいなと思います。(これも結構書いたとは思いますが)

心境的に一番近いのはペットロスです。

思い返してみると、ゆうすけが亡くなった後の精神状態に近かったかなあと。

ただ、愛犬の時は自分でもやるだけのことがやれたという思いもありましたが、今回は自分にできることはありませんでしたからね。

 

ペットロスもですが、一番の薬は時間です。

菊花賞の時には、一つの区切りがついていたと思います。

無事にゲートインすることの大切さはとにかく思い知りましたので、自分の中で「ここにゲートインできていないので」と、割り切ることはできていました。

ただ、ここに出ていたらなあとは、もちろん思いましたし、それはこの後のGⅠでも思ってしまうことになります。

 

次はやはり、愛馬の傷を癒すのは愛馬というのは本当でして、愛馬の頑張りが私を癒してくれました。

ダービーから2週間後、最初の愛馬出走で兄のヴァーンフリートが翌日にセラフィックコールが連勝してくれました。

セラフィックコールは、その後、重賞2勝してくれて、大きな夢を見せてくれています。

一口を楽しめているのは、セラフィックコールの活躍は非常に大きいですね。

板さんに「少し遠征しすぎじゃないですか、資金大丈夫です?」と心配されましたが、愛馬を見に行くことで救いを求めていたんだと思います。

これからもタイミングが合えば、積極的に遠征したいと思っています。

 

愛馬の頑張りでも、特別だったのは、妹ジークルーネの勝利でした。

新馬戦の勝利であれほど感動したのは20年一口をしてきていますが、ちょっと記憶にありません。

やはり妹がというのがあったんでしょうね。

ジークルーネの勝利を見届けた直後は泣きました。

涙が何かを浄化するかのように、モヤモヤしていたものが晴れた記憶があります。

 

私が前を向いた要因の最後として、仲間と想いを共有できたというのは、非常に大きいと思います。

Twitter上でスキルヴィングを偲ぶ会をしませんかと呼びかけたところ、6人の方が参加してくれました。

本当に会った瞬間に意気投合と言いますか、正直、語る時間が足りなかったというのが本音です。

参加してくださったお仲間がツイートしていた一言の中に、

「みんな東京競馬場で同じ時間を過ごしていたのだから」という言葉があったのですが、本当にそうなんですよね。

同じ時間を過ごし、同じ想いを抱いたんだよなあ……。と、偲ぶ会では強く思いました。

自分が思っていた夢を参加者の方が熱く語っていた時は、「ああ、やっぱりみんな思っていたんだ」と、思いましたし、私が言ったことにも、おそらく共感してもらえたんじゃないかなと思います。

自分で言うのもなんですが、呼びかけて良かったと心から思える会でした。

 

というわけで、今ではかなり立ち直っています。

もちろん、失って平気でいるには、あまりにも大きな夢でしたので、一生、平気になるということはないと思います。

しかし、それだけの想いを抱けるだけの馬に出会えたことは、素晴らしい幸運だったと思えるようにはなりました。

 

それでは、愛馬への想いを抱きつつ、今年の日本ダービーの予想へ。

 

日本ダービー

◎レガレイラ

 

印はこれだけです。

今年の日本ダービー、木村厩舎、鞍上ルメールの馬が奇しくも1枠2番で出走することになりました。

もう、枠順を見た瞬間、私が夢を託す馬券は決まりましたね。

馬券は見てのとおりです。

(金額を削ったのは、ここを監視している人対策です。苦笑)

もう、予想というよりは願望です。

今年のダービーは、昨年の夢の続きを見届けるダービーとしたいと思います。

3角から1枠2番のルメール騎手がジワジワとポジションを上げ、先頭に立った6枠12番のキャロット馬を交わしてゴールする。

そんな光景を見たら、叶わなかったダービーの夢を重ねて、また涙腺崩壊してしまうかもしれません。

 

そんなわけですので、今回、私の見解を期待していた方はごめんなさい。

一応、週中から、こういった想いがなければ、こんな予想をしただろうなあというのを載せておきます。

 

◎ジャスティンミラノ

○コスモキュランダ

☆ゴンバデカーブース

△ダノンエアズロック

△シックスペンス

迷レガレイラ

 

何もなければ、ジャスティンミラノ本命だったでしょうねえ。

想いという点でいえば、この馬も調教をつけていた藤岡康太騎手への想いということもあるでしょう。

正直、強いと思いますし、スローのよういドンなら、ますますこの馬有利になると思うのですが……。

対抗はコスモキュランダだったと思います。

皐月賞は強い内容だったと思いますし、ダービーも鞍上がデムーロなら早めに仕掛けてスタミナ比べにするのではないでしょうか?

お楽しみはオッズからゴンバデカーブースでしょう。

マイルCを叩いて良くなっているとすれば面白いと思います。

あとはレガレイラに先着経験がありモレイラ騎乗のダノンエアズロック、無敗のキャロット馬シックスペンスまでという感じで、レガレイラはオッズから買わなかったと思います。

というか、普通に予想していたら、絶対に買わない馬なんですよ。

いやあ、それだけ今年のダービーには想いを込めたということです。

これ、◎と☆が来て当初の予想が当たるとかいう結果だったら、別の意味で泣きますよ(苦笑)

 

最後に、私よりずっと深い悲しみに襲われたであろう関係者のスキルヴィングについて触れたコラムを紹介して今年の日本ダービーの記事を終えたいと思います。

 

あのダービーから約1年、今年のダービーを前にスキルヴィングの担当厩務員の岡本厩務員がその想いをネットケイバのコラムで語ってくれているようです。

このコラムを読んだ時、「ああ、一番身近な厩務員さんも同じ想いなんだ」と、先に書いたスキルヴィングを偲ぶ会で語った面々を思い出していました。

岡本さんの言う、「今でも、GⅠを見ていると、もしもここにスキルヴィングが出ていたら」というのは、私も偲ぶ会の仲間も抱いてしまう想いなんですよねえ……。

その岡本さんは、先日のオークスを勝ったチェルヴィニアも担当されているようです。

心からおめでとうございますと伝えたいです。

 

ノーザンファーム天栄、木實谷場長もスキルヴィングへの想いを語ってくれています。

「天栄の馬でダービーを勝ってスキルヴィングに報告する」

木實谷場長がコラムで語っていますが、今年、さっそく、そのチャンスがやってきました。

願わくば木實谷場長がスキルヴィングに報告する結果となって欲しいところです。

 

そして、最新のコラムでもスキルヴィングに触れています。

ここでの木實谷場長の言葉で、「心のどこかで「勝ちたい」と自分の気持ちが強く出てしまい」というくだりがありますが、

私も、知らず知らずのうちに「勝ちたい」「勝てる」という気持ちが出て、「無事でいることの大切さ」を想う気持ちが薄れていたのでは?

昨年のダービーは正にそのことを自問自答するレースとなりました。

正直、好走はできるだろう、勝てるだろなという気持ちでダービーの舞台に臨んでいたので……。

 

今年のダービー、もちろん先に書いた私の想いが通じるようなレースになって欲しいのは言うまでもありません。

それと同時に、まずは全ての人馬が無事に、そして今後を楽しみにすることができるダービーであることを願って、今年のダービー予想を終えたいと思います。