ティソーナ引退に寄せて | ゆうすけくんのてきとーブログ

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かわいいコーギーのゆうすけくんのお父さんが、
美味しいと思ったもの、趣味
そして、ゆうすけ君との思い出を書いているブログです。

ティソーナ引退を知ったのは、昼休みに見ていたツイッターのつぶやきでした。

え?と思いながら、クラブHPを見ると、引退の文字が・・・

かねてから爆弾となっていた、左膝がついにもたなかったようで、このあたりは仕方ないかなと思いました。

ティソーナは思い入れの強い馬であると同時に、

数年、低迷していた一口運が、この馬と巡り会ってから上向いてきたように思える、私の中ではハッピーホースの一頭です。

 

というわけで、写真でティソーナの思い出を振り返りたいと思います。

最初の写真は札幌競馬場。

これは後輩夫婦が北海道旅行するというので、

札幌競馬場行くなら、朝から行ってティソーナの写真撮ってきてとお願いしたものでした。

ここでは、後の天皇賞馬レインボーラインに千切られてしまいますが、これなら次はという手応えを掴んだレースでもありました。

後輩夫妻には「絶対勝つから」くらいに言って、ご迷惑をおかけしました(苦笑)

その後、府中マイルの未勝利で、後のG1馬セイウンコウセイらを下して勝ちあがり。

 

次の写真は、私がはじめてティソーナを生で見た500万下を勝ったレースです。

たまたま、東京出張と重なって、休日利用をさせていただいたものでありました。

このレースでは、口取りも取れていましたし、ここを勝って重賞戦線へという思いがあったのですが、

クラブコメントで脚元が心配だった記憶があります。

しかし、レースではそんなことも杞憂にすぎなかったかのように、大外枠の不利も跳ね返す快勝を見せてくれました。

このレースで思い出深いのは、パドックで隣にいた可愛らしいUMAJOさんが、レッドエトワールの写真を撮っていたので、

ビールを一杯引っかけていたこともあり、「一口されているんですか?」と話しかけたら、

話が弾んで、楽しかったということがありまして。

その時に、「知ってます?馬の尻尾にリボンつけてるのって、蹴る馬注意の印みたいなんですよ」

みたいなことを私ドヤ顔で言ったんですよ。

で、後日、「ティソーナ」と検索したら、どうやらその時のUMAJOさんらしきアカウントが・・・

見ると、その方、よく牧場とかにも行ったりしているようで、絶対私よりそのあたり詳しい人だとわかりまして。

今でも、その時のことを思うと恥ずかしいです。釈迦に説法でした(苦笑)

次にティソーナを見に行ったのは、その次走のマーガレットSでした。

実はこのレースは見に行くつもりなかったんです。

ここ勝てばマイルCだろうし、そこで遠征するつもりでしたので。

しかし、金曜にクラブHPを見てみると、まさかの口取り定員割れ。

正直、勝てるんじゃないかなと思っていたので、すぐにクラブに電話して口取り確保。

そして、すぐ高速バスを確保しました。

日帰り弾丸ツアーでしたが、弾丸ツアーした甲斐のあるいいレースを見せてくれました。

私は、今でもこのレースをティソーナのベストレースだと思っています。

そして、大きな夢を見たNHKマイルC。

G1で一発かますなら絶好の鞍上ミルコデムーロ。

スポーツ新聞には、「ティソーナ、来ソーナ」なんて文字が躍っていました。

なんと、口取りが当たりスーツ姿で府中競馬場へ。

鼻息荒く、出遅れで終わった母の無念を晴らす!!と思っていたのですが・・・

その母のヴィクトリアマイルのような出遅れ・・・

血統で出遅れるわけじゃないでしょうが、血統を感じたものです。

その後、函館SSでスプリント戦では速さ負けするところを見せてしまい、

ここで賞金加算をと思った朱鷺Sでまさかの二桁着順と、この朱鷺Sは本当にショックだったのを覚えています。

そして、このレース後に脚部不安と去勢で1年のお休み。

去勢明けでだいぶ身体が減っていた復帰戦で3着と下のクラスでは地力上位というところを見せてくれて、

ホッとしたと同時に、1000万下で負けちゃったかと少し残念に思ったことでした。

しかし、その次の特別戦で1000万下を卒業。

その次走の元町Sがティソーナのレースを生で見る最後の機会となりました。

このレースも口取り権利を持っていまして、直線、ティソーナが抜け出した時は、声が枯れるまで叫んだんですが・・・

勝ち馬の脚が一頭桁違いでした。

トボトボと口取りのため預けていた手荷物を受け取って帰ろうとしたら、知り合いのお仲間さんとバッタリ。

新幹線の駅までガッカリトークをしていたのを思い出します。

正直、元町S直後はすぐにでも勝って、早くOP復帰して、また夢を見たいくらいに思っていたんですよ。

しかし、次の中山マイルで大負けして、マーガレットSと同条件のレースで出遅れがあったとはいえ大負け。

血統的に面白いと思ったダート戦も二桁着順と、不振が続いてしまいます。

そして、陣営が試した距離延長で、マイペースなら頑張れると、再び掲示板などの頑張りを見せて、

スピカSでは元町S以来となる久々の2着で、OP復帰の期待をしましたが、次のルメール騎乗の中山マイル戦で大負け。

おそらく、いい時のイメージで乗ってしまったんでしょうね。

晩年のティソーナは、マイペースで上がりのかかる競馬をさせる必要のある馬でした。

個人的には復調のきっかけをつかんだムーンライトHCで頑張ってくれた杉原騎手でなんとか一つ勝ってもらいたかったのですが、

もう一歩届きませんでした。

そして、ラストランとなってしまった大原Sは2000へのさらなる距離延長にも、

マイペースの競馬ならやれるというところを見せてくれたのですが、膝が限界を迎えていたようです。

 

これは天栄見学でのティソーナ。

左前の膝は誰が見てもはっきりとコブになっているのがわかります。

よくこんな脚で頑張って走り続けてくれたものです。

今回、引退の原因が膝の骨折ということなので、今後が心配なのですが、

天栄でのティソーナは非常におとなしく、いい乗馬になれると思うんですけどねえ。。。

なんとか、行き先があってくれたらと思います。

 

最後にティソーナのゼッケン写真コレクション。

500万下とマーガレットSはデムルメ(前後逆だけど)のサインそろい踏みですね。

そして、クラブプレゼントで当たったNKHマイルCのゼッケン。

G1のゼッケンが当たるなんて我ながらすごいことだと思います。

本当に素晴らしい思い出を残してくれた愛馬でした。

心から、ありがとうおつかれさまでしたと伝えたいです。

そして、なんとかティソーナが良き余生を過ごせることを願いたいです。