頚椎椎間板ヘルニアとは | 大阪市住之江区にある【ゆう鍼灸整骨院】

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こんにちは! 住之江区緑木にある【ゆう鍼灸整骨院】です。 
いつも当院のブログを読んでいただきありがとうございます。このブログでは、当院で行っている治療法やいろいろな疾患のこと、身体のための体操からちょっとした豆知識まで紹介させていただいております。




『手が痺れる』と聞いて一番はじめに疑う疾患に【頚椎椎間板ヘルニア】があります。
ヘルニアには「飛び出す」という意味があります。
ざっくり説明すると「頚椎(首の骨)」の「椎間板」が「ヘルニア(飛び出す)」疾患です。
飛び出した椎間板が頚神経を圧迫することによって神経が刺激され、シビレなどの症状がでてきます。
今回はそんな頚椎椎間板ヘルニアを詳しく紹介します。





〜頚椎の構造〜
頚椎(けいつい)とは背骨の首の部分のことを指します。
頚椎には椎骨という小さな骨が7つあり上から『第一頚椎』『第二頚椎』『第三、、、』と呼び、医療現場では『C1』『C2』『C3』とも呼びます。
椎骨同士の間にはクッションになる椎間板が存在し、椎間孔と呼ばれる場所から頚神経がでてきて最終的に腕や指などの上肢へ繋がります。





〜腕神経叢〜
一般的に頚椎椎間板ヘルニアで多いのは下部頚椎です。
頚神経は左右8対ありますが5番目より下でヘルニアが起こることが多く、そのせいで腕や手にシビレがでてきます。
第1〜第4頚神経は「頚神経叢」を構成し、頭や顔・首に繋がります。
対して第5頚神経〜第1胸神経が「腕神経叢」を構成し腕や手に繋がります。
なので、『ヘルニアで手が痺れる』という方は第5頚神経〜第1胸神経が圧迫されているということになります。






〜頚椎椎間板ヘルニアの症状〜
ヘルニアの症状は比較的軽度の場合は上肢の痛みやシビレが起こります。重度の場合はそれに加え、手の動きが悪くなったり運動機能に障害がでてしまうこともあります。

また、第5頚神経〜第1胸神経のうちどの神経が障害されるかによってシビレや痛みの出る場所が変わってきます。
ざっくりですが
障害される神経→症状がでる部位
・第5頚神経→上腕外側
・第6頚神経→前腕橈側〜親指・人差し指
・第7頚神経→手のひら中央〜中指
・第8頚神経→前腕尺側〜薬指・小指
・第1胸神経→上腕内側

これはそれぞれの神経が支配している部位になります。そしてこれを『デルマトーム(神経皮膚分節)』と呼びます。
シビレや放散痛の症状があり頚椎椎間板ヘルニアの疑いがある場合は、症状がでている部位を参考に治療をしていきます。







〜頚椎椎間板ヘルニアの検査〜
頚椎椎間板ヘルニアの疑いがある場合は『ジャクソンテスト』と『スパーリングテスト』という二つのテストを行います。
ジャクソンテストは患者さんに首を反らしてもらい、その上から手で軽く荷重をかけます。
スパーリングテストは患者さんに首を斜め後ろへ反らしてもらい荷重をかけます。
そうすることで神経の出口を刺激するのでヘルニアの疑いがあるかないかを判断できます。
この検査でシビレが出るまたは強くなる場合は検査陽性、つまり『ヘルニアの疑いがある』ということ。
シビレが出ない場合は陰性となり、別の疾患を疑います。







〜頚椎椎間板ヘルニアの治療〜
ヘルニアがあり、シビレがでているにも関わらず『首を揉んで!』とマッサージを希望する患者さんがおられますが、基本的には単純にマッサージをするだけではヘルニアの症状はとれません。どっちかというと悪化の可能性があるので強いマッサージはオススメしません。
鍼灸治療や超音波・レーザー治療、整体治療で進めていきます。
ありがたいことに当院に頚椎椎間板ヘルニアの症状を訴えて来院される方はかなり多くおられます。
そしてほとんどの方の症状が軽減・消失し喜んでいただいてます。






〜さいごに〜
ヘルニアはシビレが軽いからといって放置しておくと、悪化して運動機能に障害がでることもあります。
当たり前ですが、症状が強くなってからだと治療もその分長引いてしまいます。
症状が軽いうちに治療を始めてください。












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