いつも当院のブログを読んでいただきありがとうございます。このブログでは、当院で行っている治療法やいろいろな疾患のこと、身体のための体操からちょっとした豆知識まで紹介させていただいております。
膝周りには靭帯や筋肉など軟部組織と呼ばれるものがたくさん存在します。
その分痛める箇所も多く、膝は歩くだけでも使うところなので気をつけないといけません。
今回はその中でも【鵞足炎】という疾患について紹介します。
〜鵞足とは〜
鵞足とは、膝の内側の関節のすぐ下にある脛骨についている３つの筋肉を合わせた呼び方です。
骨盤から膝蓋骨直下の骨の出っ張りである脛骨粗面の内側についている「縫工筋」「薄筋」「半腱様筋」の腱が合わさっている部分が鵞鳥の足に見えることから【鵞足】と呼ばれます。
その鵞足が炎症を起こした状態を【鵞足炎】といいます。
〜鵞足炎の原因〜
多くはスポーツによって繰り返し負荷がかかることが原因で起こります。
ランニングで脚を後ろへ蹴り出す時やサッカーでボールを蹴る脚を減速させる時に使う筋肉で、それを繰り返し鵞足に負荷がかかると炎症を起こしてしまいます。
ほかにもＸ脚傾向にある方もなりやすい要因の一つとなります。
〜鵞足炎の治療〜
鵞足炎は炎症を起こしているので、まず炎症と鵞足の負担を取り除きます。痛みが落ち着いてきたらランニングフォームやＸ脚を修正していくこともあります。
この疾患は日頃の動きの繰り返しで起こるものがほとんどなので放っておいて治ることはほとんどありません。
少しでも痛みや違和感があるときは早めに治療を始めることをオススメします。
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