「ケアマネジャーはらはら日記」
(岸山真理子著 フォレスト出版)
今となってはすっかりこのシリーズにハマっている、フリスビーです。
今回の職業は、ケアマネジャー。
介護に関する職業であり、表紙から見てかなり大変そう。
いつもではありますが、期待大でした。
最初にビックリしたのは、著者が
「ADHD+不安神経症」
を患っているということ。
本人は
「医者に診てもらったわけではない」
と書いているのですが、その兆候がある時点で、心配になりました。
ADHDもひどいものになると、日常生活にも支障が出るだけに、非常に気になるポイントです。
その状況で勤務するだけでもすごい、そう思いました。
本書を読むまでは、ケアマネジャーという名前は知っていても、具体的に何を行うかということは知りませんでした。
そういったこともあり、この仕事の大変さを改めて痛感した次第です。
そして介護関係の仕事は、収入の割にはハードである。
これはよく言われていることです。
僕なら体ももたないですし、精神的にも病みそう…
と思ったのが本音です。
そういった大変な仕事をこなしてくれる人、本当に感謝です。
著者もこの業界に入って20年以上続けているとか。
間に定年や職場のギクシャク感という問題もありましたが、本書が発売された時点では現役とのことです。
この業界は、最近は定年がなくなりつつあるみたいなので、著者にも無理せずにこなしてほしいと願っています。
感想としては、やはりこの業界で長く続けている点、これには頭が下がります。
僕は接客で無理をした結果、体を壊してもう二度と就きたくないと思ったくらいです。
それだけ今は、人と接する仕事はハードなんですよね。
そして著者は最後に
私はこの仕事が好きだからやってきた
と書いており、ここが僕とは決定的な違いでした。
繰り返しにはなるのですが、著者には好きなこの仕事、無理なく続けてもらいたいです。
僕も陰なら応援したい。
それが偽りのない本音です。
よろしくお願いしますm(_ _)m