読書感想226 ケアマネジャーはらはら日記(エッセイ・ノンフィクション) | フリスビーの読書感想

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「ケアマネジャーはらはら日記」

(岸山真理子著 フォレスト出版)

 

 

今となってはすっかりこのシリーズにハマっている、フリスビーです。

今回の職業は、ケアマネジャー。

介護に関する職業であり、表紙から見てかなり大変そう。

いつもではありますが、期待大でした。

 

 

最初にビックリしたのは、著者が

「ADHD+不安神経症」

を患っているということ。

本人は

「医者に診てもらったわけではない」

と書いているのですが、その兆候がある時点で、心配になりました。

ADHDもひどいものになると、日常生活にも支障が出るだけに、非常に気になるポイントです。

その状況で勤務するだけでもすごい、そう思いました。

 

 

本書を読むまでは、ケアマネジャーという名前は知っていても、具体的に何を行うかということは知りませんでした。

そういったこともあり、この仕事の大変さを改めて痛感した次第です。

そして介護関係の仕事は、収入の割にはハードである。

これはよく言われていることです。

僕なら体ももたないですし、精神的にも病みそう…

と思ったのが本音です。

 

そういった大変な仕事をこなしてくれる人、本当に感謝です。

著者もこの業界に入って20年以上続けているとか。

間に定年や職場のギクシャク感という問題もありましたが、本書が発売された時点では現役とのことです。

この業界は、最近は定年がなくなりつつあるみたいなので、著者にも無理せずにこなしてほしいと願っています。

 

 

感想としては、やはりこの業界で長く続けている点、これには頭が下がります。

僕は接客で無理をした結果、体を壊してもう二度と就きたくないと思ったくらいです。

それだけ今は、人と接する仕事はハードなんですよね。

 

そして著者は最後に

 

私はこの仕事が好きだからやってきた

 

と書いており、ここが僕とは決定的な違いでした。

繰り返しにはなるのですが、著者には好きなこの仕事、無理なく続けてもらいたいです。

僕も陰なら応援したい。

それが偽りのない本音です。

 

 

よろしくお願いしますm(_ _)m