読書感想222 大人もぞっとする初版グリム童話Ⅱ(童話・ホラー) | フリスビーの読書感想

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「大人もぞっとする初版「グリム童話」Ⅱ」

(由良弥生著 王様文庫)

 

 

本書は以前紹介した、

「大人もぞっとする初版グリム童話」

の続編となっています。

 

第1弾の感想はコチラから♪

 

 

 

今回も9作が紹介されており、内容は

 

・いばら姫

・悪魔の3本の金の髪の毛

・強盗のおむこさん

・神様の召し上がりもの

・12人兄弟

・踊ってすり切れたダンス靴

・唄う骨

・3人軍医

・ホレおばさん

 

となっています。

今回は前回とは違い、全作品を全く知らないという状況でした。

 

この中で本当に怖かったのは

「強盗のおむこさん」

でした。

 

 

このお話の主人公は、どこかの国のお姫様。

自分の城に何回も足を運ぶ王子が、姫に求婚するのですが、その姫のほうはイマイチ気が乗りません。

ですが父親である国王が、勝手に姫との結婚を認めてしまいます。

 

そして王子が

「自分の国に来て下さい」

と言います。

ここまでは特におかしいところはありませんが、奇しくも姫の国には、

 

結婚相手の国に行く場合、1人で行かなければならない

 

というしきたりがありました。

そのため、姫が1人で王子の城に向かうのですが、その先では…

 

ここから先は伏せますが、この話は現在にも通ずる内容が書かれており、読んでいて本当に怖くなりました。

 

 

前作もかなり怖かったですが、怖さならこちらのほうが強烈です。

そのため、怖い話が好きではない方は、気をつけて読むことをおすすめしたいです。

もちろんホラー好きな方にとってはピッタリな1冊です。

 

本当は怖い、グリム童話。

前作と合わせて、読んでみてください。

 

 

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