「世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた」
(中野信子著 アスコム)
今回の作品です。
日本には頭のいい人がたくさんいますが、当然ながら世界にはもっと頭のいい人がいます。
そういったことも踏まえて、読んでみました。
実際に読んでみて思ったこと、それは
世界の人は日本に比べて、自由奔放な感じがする
ということでした。
そのあたりは国の違いということでしょうか。
読んでいて
空気は読まない、自分が好きなことと得意なことを貫く
という項目がありました。
ただ僕の回りでは、
「世界はスペシャリストが成功し、日本ではゼネラリストが成功する」
ということが言われていました。
そのため、日本ではスペシャリスト的な人は苦労する、とも聞かされました。
そういったこともあり、僕の回りでは空気を読まないと、敬遠されました。
好きなことや得意なことを貫くと、その人は干されました。
好きなことをやって成功どころか、常に上の人間の機嫌を伺っていないと成功できない、それが僕の回りでした。
僕は空気を読むことが苦手で、それで苦労しました。
好きではないことや向かないことをやって、体も壊しました。
最近になってやっと不向きなことをやらなくなってマシになりましたが、成功にはほど遠いところにいます。
それが今の日本ではないでしょうか。
本書は「国際的」に活動する人には、かなり参考になると思います。
ただ「国内」のみで活動する人が読んだ場合、現実とのギャップを感じるかもしれません。
それが冒頭に書いた
「世界の人は日本に比べて、自由奔放な感じがする」
ということにつながります。
もちろん
「こういった考えもある」
という意味で読むことはプラスになりますし、僕もそういった意味で頭に入れました。
世界と日本での成功法則の違い、それを理解しつつ読むといいのではないかと思いました。