あなたはヒグマとツキノワグマどちらの方が危険だと思いますか?

 

この質問が僕には「ヤクザとチンピラはどっちの方が危険ですか?」と聞かれたと錯覚してしまいます。

 

あなたはヤクザとチンピラのどちらが恐いですか?

 

僕が選ぶとしたらチンピラです。チンピラの方が怖いです。

 

チンピラが怖いんです。怖かったんです。

書いてて思ったんですが、チンピラって略語なんでしょうか。なんだんでしょうこの不思議な言葉。

 

僕は、競走馬の仕事をしていたので大物のヤクザな方とのお付き合いがありました。

なので数回だけ怒っているところに遭遇したことがあります。それは・・・もうとても恐いです。

こんなに恐ろしいエネルギーを人が発する事ができるのかと驚きました。しかもその空気範囲も広い事。遠くても恐いです。

でも、大物のヤクザな方はほとんど怒りません。ある親分さんは、当時10代の僕なんかにすら「いつもお世話になってます」と頭を下げてくださいました。腰が低すぎて恐すぎです。僕の知る限りでは立場が上の人ほど普段は穏やかで物腰柔らかい人ばかりでした。ピりついた雰囲気は一切ありませんでした。

10代の頃は特に地元のナンパスポットに出かけたりしていました。そういったところで遊んでいると、時々喧嘩を吹っ掛けられることがありました。そして「おい、やんのか?おれは〇〇組だぞ」と言ったりする人もいました。そんな方々は、車を降りてくるときに鉄の棒を持っていたり、いまにも襲ってきそうな勢いです。怖いです。すぐに喧嘩をしたがります。すぐに襲ってきそうです。会話が成立しません。関わらないのが得策です。

逆にヤクザな方々は、そう簡単には襲ってきません。話をすることができます。素人相手に組の名前を言ったりしません。何かトラブルがあっても喧嘩以外の方法で解決する事もできます。なのでどちらかと言えばヤクザな方の方が好きなのです。

 

 

怒りやすく冷めやすいチンピラ

 

怒りにくく冷めにくいヤクザ

 

あなたはどちらを選びますか?

 

 

ちょっと質問を変えてみましょう。

 

「低い確率で死ぬこと」 と 「高い確率で怪我をすること」 どちらかを選ぶとしたら、どちらにしますか?

 

これも選びにくいかもしれません。それでも何とか選んでみてください。

それを選ぶことによってあなたが出会うべき熊が分かるのです。

 

 

 

低い確率で死ぬ 方を選んだあなたは

 

ヒグマ派

 

 

高い確率で怪我をする 方を選んだあなたは

 

ツキノワグマ派

 

 

ヒグマ派のあなたは北海道の山奥に入って探す必要があります。

ツキノワグマ派のあなたは本州どこにでも結構いるのでそれほど苦労しなくても出会えるでしょう。

 

が熊に遭遇する確率はツキノワグマに比べてヒグマの方が低いようです。

マタギの方の本を読めば分かりますが、ヒグマは警戒心が強くて中々姿を見せません。ハンターに追われた時にみせる人から逃げる技がヤバイです。知恵が半端ないです。

ツキノワグマなんてそこら辺にいるらしいし、すぐいたずらしていきます。写真は牧草のロールですが、これが何個もボコボコに穴を空けられています。毎年です。いたずらをしなければ気が済まないのでしょうか。

 

というかこの写真、熊ぽく見えないですか?自画像ってことでしょうか。

 

 

では、出会ってしまった場合はどうなるのでしょうか。

人が熊に遭遇した時の死亡率は、ヒグマは30%~40%、ツキノワグマは10%以下です。

ヒグマに遭ってしまったらヤバイです。

でも、ツキノワグマによる怪我は重症率が約50%なので、死なないと言ってもツキノワグマもそこそこヤバイですね。

 

 

なんだか熊には出会わない方が良さそうです。

 

 

 

 

参考資料

日本クマネットワーク

 

 

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