笑ってはいけない王の陥落 | へんぽこ家族の趣味と日常 ~悠々自適生活~

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アラフォー男の徒然なるブログです。

初期は父親目線の育児日誌と、男の育休体験記(^_^)

復職した現在はやりたい放題、自由に好き勝手書いています♪

いまだ芸能界を騒がせている

松本人志問題。



性加害があったかどうかは

置いといて、

松本人志さんを現在の苦境に

追い込んでいる

大きな理由は、

傲りと慢心である

ことは確実だと思います。



そもそも、

合コンでもホテル飲みでも

何でも良いですが、


50歳を過ぎて妻と娘がいるのに、

後輩芸人に若くて綺麗な女性を

集めさせてお酒を飲んでいた時点で

なんかダサいですし、

イケてない権力の使い方ですよね。



銀座の高級クラブで

一晩で数百万使って遊んだ。

とかなら、

大物芸能人の派手な遊び武勇伝として

まだアリだったと思いますが、

素人女性と遊びたい趣味

でもあったのでしょうか?




そんな彼の

傲りの原因を考えてみます。



そもそも

早くから売れたダウンタウンは

吉本興業屈指の成功者として

一定の地位を早くから

得ていました。



そして、

松本人志さんが尊敬している

島田紳助さん(彼もまた傲りが

転落の大きな理由かもしれない)

が芸能界を引退してから、


松本さんのお笑い界でのポジションは

さらに大きなものとなりました。



お笑い賞レースの中でも

一番の知名度を持つ

『M-1グランプリ』と

『キングオブコント』の双方で

審査委員のトップとなり、

「お笑いで日本一になるには

松本人志の承認が必要」とでも

いうかのような空気感を

作ってしまいました。



様々なお笑いニュースター誕生の

きっかけとなった

『人志松本のすべらない話』は

企画から携わり、

後に『ゾッとする話』

『酒のツマミになる話』などの 

派生番組にも繋がりました。



2020年まで、

日テレの大晦日の風物詩となった

『笑ってはいけない』シリーズも、

企画および構成で

深く関与しています。



また賞レースではないものの

『IPPONグランプリ』の

チュアマンを務めるなど、

吉本興業に留まらず、

日本のお笑い界に絶大な影響力を

持っています。



吉本興業の現社長

岡本昭彦さん、

副社長の藤原寛さんは

共にダウンタウンの元マネージャー。

元会長の大崎洋さんは

ダウンタウンの育ての親。



このような環境にいた松本さんは

名実共に

日本のお笑い界をリードする存在

であると言えます。



松本人志さんに

まともに意見を言える人は

芸能界にもテレビ制作側にも

ほとんどおらず、


後輩もほとんどが

気に入られようと

イエスマンになったり、

胡麻をすったりする。



この状況を早くから問題視していた

という点では、

中田敦彦さんの指摘は正しいと

言えるでしょう。



この状況で

傲慢にならない方が

難しいと思います。



吉本興業全体が

大揺れになった

数年前の闇営業問題での、

「みんな不安よな。

松本動きます」

発言にも、

傲慢さが透けて出ています。

(もちろん後輩を

純粋に心配する気持ちもあるでしょうけど)



そして今回の、

「事実無根なので闘いまーす。

それも含めワイドナショー出まーす。」

のツイート、

いや、ポストが最大の失敗でした。



かつて自分が

メインMCだったワイドショー番組。


自分の発言一つ一つが

切り取られ、ネットニュースに

なるほど注目を集める番組で、

それゆえストレスになり

自分から降板した番組です。



自分が出ると言えば、

周りはみな大喜びで

迎え入れると思っていたのでしょう。



しかし、

実際はそうならずに、

否定的な声が

各所から上がりました。



そして、

本来は番組内で事実無根を

宣言したかったのでしょうが、

「休業前の挨拶。

顔見せ程度ですよ」と

トーンダウンし、

最終的には会社対会社の話し合いで

出演は見送られました。



すごくカッコ悪い展開です。

一連の全てのカッコ悪さも

笑いに変えるぐらいの度量があれば

展開は違ったのかもしれません。



ただ、

松本さんは

大スベリ作品を連発した

『映画監督としての失敗』を

自虐してネタにすることもできず、

他人にイジらせることも許さない

プライドの高さがあります。



誰もが自分を敬い立てる環境と、

自分の失敗を認めることができない弱さ。



この2つが相まって

裸の王様を作り上げ、

「松本、アウト〜」

というような状況を作り上げて

しまったのだと思います。