-なんで乗らなかったの？カワサキバイク＃5-
1990年代に入り、
ほとんどの中長距離移動はドカティ400となったのですが、
同時にとんでもない物を買ってしまいました。
VESPA 50S というヤツです。（しばらく話が反れます）
鉄ボディでサビサビ。
でも見た目が可愛く、どんな走りするんだろう？
雑誌広告にて西淀川区のバイク屋さんで安く売っていたので、
登録して乗って帰りました。
すると、
なななんと軽く80ｋｍくらい出ます。
イタリア製はすごいな！
と思いつつ通勤とか、近所の買い物とかで乗ってましたが、
ブレーキがもうダメで
事故ってお釈迦にしてしまいました。
それから、また乗りたくなってなんとか床が朽ちたボロを入手
すると・・・
遅ーっ！（うちのバンバン５０のノーマル並み加速カブも同レベ）
頑張って引っぱっても60ｋｍしか出ません！
そう。
西淀川のベスパはすごく良く出来たボアアップ改造車でした。
なぜかその速さを再現したくて、
ボロベスパをいじくり倒し出し、
それが縁で他の国産バイク、スクーターも弄り倒すきっかけと
なってしまったのです。
なので、しばらくドカティ以外の中型バイクとは
（一時期200ｃｃのベスパはあったが）
無縁な時期が続いたのでした。
しかし月日は流れ・・・
クルマもS13シルビアから買い換えて、
中古外車の改造と修理に手をかけていたので、
ドカティ400の稼働率がとうとう下がって来ました。
ドカティ SS junior と呼ばれたこのバイク
決定的なウイークポイント。
それは
・デスモドローミックバルブ式のエンジン。
温まるまでアイドリングしないと
ロッカーアームにクラックが入り壊れてしまう。
その為に
初始動後３分以上は走り出せない。
・アイドリング排気音が当時新型の９００SSよりもデカイ。
すなわち、長いアイドリングですぐ走れない上に近所迷惑！
これだと、ちょっと会社へ朝早くからバイクで、
なんて出来ない。
なので、1999年。
いよいよ車検出すのをパスしてしまいました。
じゃ、その代わりのバイクは？
ベスパ他では高速や自動車専用道が走れない。
というわけで、
当時維持費も安い２５０ｃｃを買う事にしました。
といっても、
250ｃｃはある意味一番人気。
というのも車検も無く、当時税金も2000円と
維持費が安い上にもう昔の400ｃｃよりも速く成ってました。
なので、遅いのは乗りたくないし、
4気筒モデルは大抵不人気車以外はかなり中古でも高値！
すると、
いっぺん乗って見たかったアレ
２サイクル２５０ｃｃで安いヤツを買いたくなったのです。
当時、所有車は
中型ドカティと、
駅まで通勤兼用の２台のうち、
最高速８５キロ以上出るボアアップ原付DIOを売ったばかりで
駅まで通勤用はスズキアドレスV100が１台
そして弄り趣味だけ専用の
魔改造132㏄エンジンのベスパ５０Ｓでしたが、
へたすれば、ドカティの車検代で250㏄が買えるかも？
（それは幻想でしたが）
なので
古めの２サイクル２５０で ４５ｐｓ以上の８０年代モデル。
これを探してみたのでした。
すると、
安いのがありました。
ここでＫａｗａｓａｋｉです！
昔、よく見た、
カワサキ待望の２ｓｔレーサーレプリカ！
ＫＲ２５０
ズッコーン！
なんか不人気で終わってしまったｶﾜｻｷ2stシリーズのこれです。
でも、このライムグリーンが良く似合っていたな。
ＫＲ２５０、振り返って調べてみると
タンデムツイン？
ナニそれ？
なんと前後にシリンダーが並んでいるという、
いつも見えないカウルを開けたら驚きの変態エンジン。
さらにどうやらロータリーバルブ？らしい？
ベスパと一緒だ！
学校の技術の時間で２サイクルエンジンで習った方式。
コストがかかるので、してるバイクは他にはいない！
なんか面白そう！
不人気の理由はこのテールライト。
何故か四角の中にマル
おそらく、
かってのＳＳやＺ１、Ｚ２の丸テールを意識したのでしょうが、中途半端で非難轟々だった模様です。
カワサキの個性的独創感はフツーなら受け入れられるのですが、
今回は戦闘力が物を言うレプリカ。
チューンしてレース出てた単体もあるというのに。
しかも前輪16インチで細いタイヤ。
おかげで不人気となってしまいました。
なので中古はかなり値落ちした模様。
そこへ近くの市のバイク店に出て来たこの色と同じモデル。
雑誌でたったの４万円で掲載されてました！
ジャンクなのは間違いないが、
４万円ならジャンクパーツ屋で修理部品入手しようか？
と考えていました。
ここでＫＲ２５０が手に入ればカワサキクリア！
となりかけたのですが・・・
考えてる間に売れてしまってました。
まぁ故障の可能性も高いので諦めよう。
同じ価格帯のタマも見つからず、またもカワサキ購入は断念
そして結局
予算アップの１２万円で入手したのはこちら。
ＹＡＭＡＨＡ Ｒ１-Ｚ
かっこもいいし、
初代ＴＺＲエンジンていうのも期待できる。
頑張ってもリッター１２キロの超不経済マシンですが、
走りに関しては期待できそう。
期待した走りですが
低回転はスッカスカですが、
回せば大型バイクに加速で着いて行けます。
最高速は軽すぎる車体で１８０キロ出ました。
フロントショックがオイル漏れしており、
しかもユルユルなので、
フォークオイルとシール交換。同時に硬めのオイルに替えてもらいました。
ところが冬場。
エンストを起こし始めました。
同調もおかしい。
あとで気付きました。
ヤマハ名物 オーバークール。
調子がイマイチになってしまい、自分で治せず、
結局１年しか乗らず、たったの５万円で売ってしまいました。
ちょっと惜しい気もします。
他に欲しかった２ストバイクは？
ＴＺＲ２５０後方排気モデル。
あとから調べると欠陥車。
どこまで見る目が無いんだ～
では。
