F4 参号エンジン | 気ままに二輪車道楽Ⅱ

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Vespa VXL125

2019年8月15日
ヤフーブログから引っ越してきました。

 

F4に積む3機目のエンジン、

 

参号エンジンのお話を。

 

 

 

 

 

クランクケースに大穴が空き、

 

コンロッドが飛び出た弐号エンジン…

 

エンジンブローにて大破した弐号エンジン。

 

F4を直すうえでエンジンはどうしようか?

 

 

 

 

 

3年前まで使用していた壱号エンジン。

 

特に不具合があって載せ替えた訳でもなく。

 

ちょっとオイル消費が気になる程度。

 

46000キロほど走ったっけ?

 

さすがにこのエンジンを使うのは…ね。

 

 

で、以前から気になっていたエンジンが。

 

ずっとヤフオクに出品されていて、

 

ずっと売れ残っていたエンジン。

 

壱号、弐号と同じ2001年式で、

 

走行距離5600キロ。

 

コンプレッション12以上。

 

即決で税込み121,998円。

 

お買い得じゃないの?

 

なのに誰も落とさない。

 

理由は恐らく外観。

 

画像をみても外観が汚い…

 

初期ナナハンF4のエンジンは無塗装。

 

屋外で放置するとアルミの腐食が…

 

売りに出ていた車両は長期放置車両とのこと。

 

画像を見るからに腐食が…(-_-;)

 

でも外観は外観。

 

肝心なのは中身。

 

昨今の純正部品は廃盤の嵐。

 

クラッチ関連の廃盤があると聞く。

 

カムカジリの持病もあるし。

 

カムシャフトやバルブリフターは高額。

 

ならば予備に買っておいてもよいだろうと。

 

でもなかなか買えずにいました。

 

そんな最中の今回のエンジンブロー。

 

退院して真っ先に押さえたかった。

 

 

 

運よく?

 

やっぱり売れ残っていて良かった♪

 

 

 

 

 

 

某運送会社支店止め発送。

 

フォークリフトでハイエースに積んでもらった。

 

下ろすのは…

 

色々と手伝ってもらいました。

 

ラダーの末端を台車に乗せて、

 

ラダーの上をパレットごと引きずって。

 

 

 

 

 

 

何とか載せることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

ここから以前作った台車に載せるのがもう大変でした。

 

何せ左手と腰が…ね。

 

でもそこは道具を使う。

 

0.5tレバーブロックとメンテナンススタンドを使ってね。

 

何とか載せることが出来ました♪

 

 

 

外観は…

 

御覧の通り。

 

本当に5600キロのエンジンなのか???

 

 

 

 

 

 

 

 

う~ん(-_-;)

 

 

 

まずは外観をどうにかしたい。

 

ワイヤーブラシ、

 

電動ドリル+カップブラシで汚れを飛ばして、

 

アルミ地を一皮めくって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それなりに綺麗になった気がする(笑)

 

 

 

 

 

さあ!

 

次は中身のチェックを。

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーを外してみた。

 

 

 

 

 

 

 

カムシャフトの状態は…

 

素晴らしかった!

 

カジリは一切なし♪

 

摩耗の紋様も全くなし。

 

これは確かに5600キロだ。

 

 

 

 

 

 

クラッチカバーも開けてみた。

 

 

 

 

 

 

クラッチバスケットとハブの摩耗も殆どない。

 

クラッチのスラッジも殆どない。

 

どう考えても中身は走行距離5600キロ極上エンジン!

 

素晴らしい…

 

 

 

 

で、このエンジンを使うにあたって、

 

予めオイル漏れしそうな個所は手を打っておきたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

クラッチハブとプライマリーギヤAssyを外して。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トランスミッションも外して。

 

ミッション合わせ面やオイルフィルター経路、

 

オイルライン等のO-リングは交換します。

 

ガスケット類、O-リングはストックで賄えるので。

 

予め取り寄せておいて本当に良かった。

 

 

 

 

 

 

ヘッドカバーのガスケット一式。

 

また手配しなければ。

 

 

 

 

 

ヘッドカバーは壱号エンジンから移植しました。

 

粉体塗装してありますから(^_^)

 

 

 

 

 

ここであることに気付く。

 

 

 

 

 

壱号エンジンのシリンダー後部。

 

弐号エンジンも同じ。

 

 

何もないけど…

 

 

 

 

 

 

参号エンジンにはMAHLEの文字が!?

 

参号エンジンも2001年式。

 

文献によれば2002年式には、

 

鍛造ピストンのエンジンもあったとか?

 

この頃のアグスタは経営が怪しかったような…

 

年式の区別も根拠も分からないし。

 

 

 

 

真相は闇の中…

 

なのか?

 

 

 

続編へ続く