前回の記事(実は危険な”春の日差し”|手遅れになる前に知りたい「春の紫外線対策」とは?)で、春の紫外線は「部屋の奥まで届く」とお話ししました。 今回はもう少し踏み込んで、「そもそも、なぜ太陽の光で家具や床がボロボロになるのか?」という、紫外線の正体について深掘りしてみます。

 

少し専門的なお話になりますが、これを知ると「窓辺の対策」の見え方がガラリと変わるはずです。

 

 

【1】紫外線は「熱」ではなく「エネルギーの弾丸」

多くの人が「熱い日差しが家具を焼く」とイメージしがちですが、実は犯人は熱ではありません。真犯人は、目に見えない「紫外線(UV)」という電磁波です。紫外線は、私たちが目で見ている光(可視光線)よりも波長が短く、非常に高いエネルギーを持っています。 イメージするなら、目に見えない無数の「ミクロの弾丸」が、猛スピードで家具や床にぶつかり続けているような状態です。この弾丸が、物質の表面を少しずつ、確実に破壊していくのです。

 

 

【2】 「分子の鎖」をズタズタに引きちぎる

この「弾丸(紫外線)」が木材や布地に当たると、何が起きるのでしょうか。 実は、物質を形作っている「分子の結合(鎖)」を、その強力なエネルギーで無理やり断ち切ってしまうのです。これを「光老化」と呼びます。肌のシミやシワなどもこの光老化の影響を強く受けています。

 

 

【3】「守りの投資」が10年後の美しさを決める

暖かく気持ちいのよい春の陽気。でもその紫外線は「9月並み」という恐ろしい量なのです。 しかも、春は太陽が低いため、この「エネルギーの弾丸」が、窓際だけでなくリビングの奥深くにある大切な家具までダイレクトに狙い撃ちしてきます。

 

愛着のある家具を10年後も美しく保つために。「まだ春だから」と油断せず、今のうちに窓辺のガードを固めませんか?