絶品すし三昧☆持ち寄り日本酒会(絶品回転寿司編) 20121111 | 呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~

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20121111



【病院に行け】



「あの、指が巨人みたいになっているんですけど」
「前にガラスで切ってしまって」
「おお、それにしては酷い」
「その時のガラスの欠片が、まだ残っていたみたいで。ッハハハ」
「?!」



いっそガスコンロで焼け溶かしてしんぜようと思ってしまった瞬間。
(それから無事に病院に行ったかは不明です。指一本失くす前に病院行きましょう)




☆ ☆ ☆




「YOU☆さん好きなお酒は?」
「何でも呑みます☆(今のところアブサン以外OK)」




【のんびり呑み呑み編】




「これが気になります~」



そう言ってねこP課長が手を伸ばしたのは、金銀色の龍のラベルが映える黒いボトル。



「『龍勢』の黒ラベルです。この年度のものは、これが最後ですね」
「じゃあここで呑み開けちゃおう~」
「ちょっとタンマ―!!」

「んん~?」


「姉さまから『残しといて』ってもらっているんだよ。半分以上残せとは言わないけど、一人分くらい残しておい」
「嫌だ、居ないのが悪い」




酷。




それも一理ありですけど……。



そんな一時のゴタゴタを流すかのように、早速『龍勢』の蓋を開けて一人試飲するねこP課長。
そして小さく唸ってから、のそのそと冷蔵庫へ移動。



「もうちょっと冷やした方が美味しいよ」
「その前に一杯ください」



姉さま一押しであるならば、やはり試飲は絶対しておかなければ。




呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~


◎龍勢 黒ラベル 20BY(純米大吟醸/広島県)◎
ラベルの龍と同じく、黄金色の輝きがある日本酒。
口に含むとどっしりとした重厚感と、舌に深いコクを与えてくれます。
熟成したお酒独特の、味醂やカラメルのような香ばしい甘味はなく、だからと言って酸味が映えるわけでもない。
それが程好いバランスで旨みを与えてくれて、感覚で『旨い』と感じてしまう一本。



(うんちく要らずの旨い酒とはこのことか)



姉さまの要求に納得。



「『獺祭』のスパークリングを振って開けたいね~」
「まだ冷やしてるよ」
「ね―、『危ないどぶろく大会』とかやりたくない?」
「ん、何それ?」
「どぶろくって発酵してるから、開ける時気をつけないとシャンパンみたいに蓋が吹っ飛ぶんだよ」
「ん、んん??」
「発酵しまくったどぶろくを、皆でハァハァしながら開けていくの」



何故お酒の開栓にスリルを求めなければいけないのですか。
噴射するのは野外でのシャンパンパーティーか野球の優勝した時のビール掛けぐらいにしてください。



ちなみに、今回日本酒プロのKSさまがいらっしゃいますので質問。



「発泡酒の熟成具合ってどうやって決めるんですか?」
「蔵ごとの好みです」



発泡酒の熟成期間に特別規則はなく、各蔵ごと基準で決めているのだとか。
では最高何年くらい保存しても大丈夫なんでしょうかな?



さてさて。


所変わってカウンターキッチン。

ほろ酔い酒気帯びし始めたホールに反し、乾杯の一杯だけしか呑んでいない、ほぼ素面の甚平板長。
いつもながら気難しそうな顔をして、黙々と調理中。



呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~



「……何をしているのだね」
「本日の板長の撮影」
「顔はNGじゃぞ」
「本日はお寿司?」
「おう」



出来上がりを楽しみにしております。



戻ってホールへ。

既に空になりかけのボトルと、開栓したボトルがテーブルの上に参列している様子。
今回は参加人数が少なかったこともあり、少々日本酒不足の様子。

このような持ち寄り日本酒会に参加するくらいですから、一人一本(約720ml)単位レベルは……足りないようです。



「日本酒が少ないんですけど~」
「大切に呑んでください」
「他に在庫なかったっけ~?」
「あるにはあるけど、間違ってもワインと秘蔵っ子(別イベント用のお預かり品)はダメだよ」
「あー、お水ください」
「はいはーい」
「日本酒だけでなく酒呑む時は、絶対水を呑め!!」
「それが礼儀」



板長が美味しい物作っているので、和らぎ水含みながらゆっくり呑みましょう。




「やっぱ野菜良いですね!」



そう言ったのは、人差し指が巨人化している見た目ガテン系のEさま。



「野菜お好きなんですね」
「家呑みでは『野菜が肴』です!」
「健康的ですね」
「前に鎌倉行った時に朝市やってたので寄ったんです。そこで買った沢庵が激しょっぱい!」
「激しょっぱい?!」
「塩の塊みたいに激しょっぱかったんです!でもチビの生きゅうりがすっげぇー旨かったんです!!」
「そのままでOK?」
「そうそう。そのままおかずになるくらい旨かった!」



私も朝市の野菜大好きです。
嗚呼、久々にトマト丸ごとかぶりつきたくなりました。



すると、背後からお声。



「寿司です」
「説明よろしく」
「ええ、備長(マグロ)、サバ、アイナメ、ブリのお寿司でございます。刺し身醤油を付けてご賞味ください」



呑んだくれ達に捧ぐ ~ 優雅なるひととき ~


これまた出来上がったお寿司のネタが大きいこと。
表面に光る脂が食欲をそそるではないですか。

テーブルへ運ぶ前に、写真を一つ。

2皿準備してくれたので、奥と手前に一皿ずつ置きました。



「K・Mさま。沢山食べてください」
「はーい」
「板長さん、これは築地からですか?」
「ええ、はい」
「築地は美味しい店が多いですからね」
「あ、場所変わりますけど、浜松に『くさや』の店がありますよ」



皆さま、呑んでますのね。

寿司のお皿を置くと早々伸びる箸々。

大皿にびっしりとあったはずの握り寿司は、あっという間に半分。
足りるかなーとカウンターキッチンを仰ぐと、再び握り寿司を作る板長の姿。


そして数分後、また新しい握り寿司の2皿が追加されました。



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「ブリ、サワラ、チャーシューのお寿司でございます」
「おおーっ、チャーシュー」
「チャーシューは、板長の手作りですよ」
「おわっ、チャーシュー寿司うめぇ!!」



その2皿も瞬く間に、皆さまの胃袋の中へ移動。
その間も黙々と寿司を握る、板長一人。



「……何か呑むかい?」
「いや、まだ平気だ」
「ずいぶん作りますな」
「ああ、酢飯もネタもまだまだあるぞ」
「まだまだ?」
「うん、まだまだ」
「………」
「板長、お寿司お替り―!!」



これは新スタイルの回転寿司でしょうか。



「YOUさん、YOUさん」
「はいはい何でしょうか?」
「CDかけても良いですか?」
「CD?良いですけど、何でしょうか?」
「K・Mちゃんの」
「おおっ」



ここでやっと今回の特別ゲスト。
小さな歌姫、K・Mさまの歌鑑賞が始まりました。




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前回→【絶品すし三昧☆持ち寄り日本酒会】(開始と事件編) 20121111


最初から→絶品すし三昧☆持ち寄り日本酒会(報告編) 20121111




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