八代亜紀さん・冠二郎さんに続いて御二人より若いこの方までも…。
小金沢昇司さんが亡くなられました。一昨年クソウィルスに罹って以降後遺症による体調不良から入退院を繰り返していたそうです…。
歌番組のみならずバラエティーでも活躍された演歌歌手でした。神奈川県大和市の出身で、ラーメン屋の息子として生まれ家業を継ぐために調理師免許を所得したが歌手の夢を捨てきれず上京し、音楽の専門学校を経て25歳で北島三郎さんに弟子入り、約4年間付き人兼運転手として修業を積んだ後、昭和63年に歌手デビューを果たした。
そして平成4年に喉薬「フィニッシュコーワ」のＣＭに起用され「歌手の小金沢くん」と紹介され話題になり知名度的に大ブレークを果たした。その効果もあってＣＭ前に発売された「おまえだけ」がヒット、同年別のＣＭで共演した河合奈保子さんとのデュエット「ちょっとだけ秘密」もヒットした。また平成15年発売の「ありがとう…感謝」は何と10年後の平成25年に第6回日本作曲家協会音楽祭でロングヒット賞を受賞するなど本業の歌手として地に足を付けた活躍をし、北島ファミリーの一角としてその存在感を発揮した。その一方で歌のみならずバラエティー番組にも出演し活躍していた。
その後平成26年に北島音楽事務所から「暖簾分け」の形で独立して活動を続けるも、令和2年より蔓延したクソウィルスの影響で活動がままならなくなり、加えて同年自身が起こした残念な出来事により活動自粛を余儀なくされ、これにより設立した事務所は破産となり、その後は前述のクソウィルスを起因とした病が重なった事もあって活動再開する事無く終わってしまいました…。
この方がデビューした時に新人歌手として歌番組に出演しているのを何回か見たのでその頃から名前は知ってました。だから前述の「フィニッシュコーワ」のＣＭの時は既に名前を知っていたので私的には「へえ～、こういうＣＭに出るんだ。」といった感じで見てました。また北島三郎門下だけにバラエティー・トーク番組でのサブちゃんのエピソードトークも楽しいものでした。
あと師匠サブちゃんや兄弟子の山本譲二さんが出演した時代劇『暴れん坊将軍』では第9シリーズにゲスト出演、火消し総元締めとなって出番が少なくなった辰五郎役のサブちゃんも弟子のために出演していたが、この時の小金沢さんが扮しため組の一員千吉が少し間の抜けた感じが良い味を出していたものでした。
あと昨年師匠の冠番組『サブちゃんと歌仲間』が終了となりその最終回を見たのだが、北島ファミリーが集まった中で小金沢さんの姿が無く「やはり顔向け出来ない状態なんだ。」と心配になったんだが、もしかしたら体調の事もあったのかもしれない…。
いずれにしてもいくら自業自得とは申せ復帰成らないまま人生を終えてしまうとは…。しかも私の両親より若い65歳、まだまだ生きられる年齢だけに相当無念だっただろうな…。
合掌