こんにちは、神保町、御茶ノ水のパーソナルジムスタジオです。
本日は筋肉の存在意義について説明します。
筋肉は何のために存在するのでしょうか?
下記でまとめてみました。
第1の役割
筋肉は身体を動かすエンジンとしての役割になります。
人間を含む生き物が活動できるのは筋肉が動くからであり、筋肉が存在しなければ立ったり、座ったり、歩いたりすることもできません。
また身体の中で動く組織や器官も筋肉が動かします。
自分自身は動かなくても
心臓の拍動
胃や腸の蠕動運動
呼吸が自然に行われます。
カラダの外に現れる運動にせよ、カラダの中で起こっている臓器の運動にせよ、全て筋肉の収縮が原動力になっています。
第2の役割
重力などに対する姿勢の維持です。
地球に重力が存在する以上立っているだけでも筋肉は身体の中で常に力を発揮しています。座っているときや、仰向けに寝ているときも緊張を保ちカラダの姿勢を保持しています。
第3の役割
熱の産生です。
人を含めた恒温動物は、ある一定の熱がカラダにないと生きていくことができません。
人の場合は常に37℃ほどの体温が保たれるようになっています。
しかし、気温は通常37℃よりも低いので自分自身でエネルギーを使うことによって熱を生み出す必要があります。
その熱を生み出すことにおいて、一番貢献しているのが筋肉になります。
熱産生の6割が筋肉で2割前後が肝臓や腎臓、残りの2割が褐色脂肪とされています。
熱が維持されているということは、いつもエネルギーを消費している状態です。
第4の役割
力学的ストレスからカラダを守ります。
体幹部に存在する腹筋や背筋の存在によって腹腔の中にある内臓は守られています。
スポーツで例えると格闘技の試合などで腹筋に力を全く入れていない状態でパンチやキックを受けるとかなりのダメージを受けてしまいます。
しかし、腹筋に力をある程度入れていれば、ダメージは少なからず軽減されます。
力士のぶつかり合いやラグビーのタックルなどの衝撃は筋肉がしっかりと付いていることで、身体の中にある内臓や骨を守ることができる役割があります。
第5の役割
内分泌器官としての役割です。
最近の研究で分かったことですが運動することによって筋肉からマイオカインという物質を分泌していることが分かってきました。
マイオカインは、全身のさまざまな臓器に影響を与え、病気や老化の抑制にも関連すると考えられています。
マイオカインとは、骨格筋(筋肉)から分泌されるホルモンやペプチドなどの物質の総称です。これまでに数十種類のマイオカインが見つかっています。
第6の役割
ポンプ作用に役割です。
心臓から押し出された血液は、体の隅々までめぐって静脈を通り再び心臓に戻ってきます。
心臓から離れた場所になるほど、送り出された血液の勢いは弱まります。その時、筋肉が伸びたり縮んだりすることで、静脈に圧力がかかり、血液の循環が促進されるのです。
この作用は「筋ポンプ作用」と呼ばれ、人にとってとても重要なものです。
なかでも、心臓からもっとも遠い足に巡ってきた血液を心臓に押し戻す時に重要な役割を果たすのが、ふくらはぎの筋肉であり、その働きから「第二の心臓」とも呼ばれています。
第7の役割
水分を蓄えます。
人間の体の中で、最も大量の水分を保持しているのは、実は「筋肉」です。
脂肪量が多い女性にくらべると、筋肉量が多い男性のほうが体内総水分量は多く、健康な成人で、体重の60%前後(男性60%、女性55%)となっており、中でも体重60kgの成人男性は、約15kg~20kgもの水分が筋肉に蓄えられています。
筋肉が少ない人は水を飲んでも体に貯めておくことが難しく、脱水症状を起こしやすくなるのです。
また、筋肉量が大きく減りやすい年配者の場合、体の中の水分が5kg~10kgも減ってしまっている場合もあり、毎年、年配者に熱中症を発症する方が多い理由の一つになっています。
上記をみて分かるように筋肉は、決してボディビルダーやスポーツ選手だけに必要なものではありません。
姿勢を維持したり、立つ・歩くなどの日常生活のあらゆる動作をするために欠かせないことはもちろん、心臓や内臓の働きにも関与するとても重要な器官です。
筋力が衰えないよう維持し、必要に応じて鍛えることは、健康的で人間らしい日常生活を送る上で非常に重要なことです。
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