ペースセッティング レース結果 | 一口馬主の記録帳

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ペースセッティングのレース結果です。


2024/4/6 福島11R 吾妻小富士ステークス(オープン) ダート1700m 1.44.9 3着(0.4秒差)


前走バレンタインステークスで3着に敗れたあと、この馬の条件に合っていたと思われる阪神ダート1400mポラリスステークスを避け(想像ですが)、相手関係が軽くなると思われたこのレースに収得賞金の加算を目論んでの出走になりました。単勝は2.7倍の1番人気でした。


スタートはスンナリと出て先行勢の内側を確保しますがペースが落ち着いてしまって折り合いを欠き、動けないなかで2着馬ライラボンドが早めに動いても内でじっくり溜めの競馬、勝負どころでも内でなかなかトップスピードに乗れず、直線では外を気持ちよく回してスピードの乗る福島巧者のブラックアーメットにあっさり交わされ、先をいくライラボンドも捕まえきれず3着に敗れました。
 

 

それにしても何回同じ形で負けるんでしょうか。トップスピードを持続することに長けているペースセッティングはシュッと切れるような末脚を持っていないので、早めにトップスピードに上げてそれを持続させることで差し追い込み勢が届かないところまでセーフティリードを保って押し切る形が合うと思うのですが、ここ数走は良いスタート決めているのに大事に大事に溜めて、あるときはトップスピードに乗るころには前の馬が届かないところまで行っているレース(武蔵野ステークス)、あるときは内で気持ち良くスピードが乗らないうちに外をぶん回してきてトップスピードに乗った差し馬に一気に交わされるレース(門司ステークス、バレンタインステークス、今回の吾妻小富士ステークス)というように、本当にもどかしいレースを続けています。

 

 

前走バレンタインステークスでは明らかにキレ負けしていたと思うのですが、今回のレース前の安田翔伍調教師のコメントでは「レースでも道中は溜めを作らないといけないタイプなのかなと思います」とあり、今回も控えるレースを示唆していたのでこのような結果になるのはある程度想像ができたのですが、それにしても……。

 

 

思い返せば福島での新馬戦も差し損ねの2着、距離延長になった京王杯2歳ステークスでも同じ、その次の万両賞でも差し切れず2着、鞍上のCデムーロ騎手に「手応えよく直線に向いた割には前を交わしに行くほどの気持ちがなかった」と言われ、その後も僅差で敗れたレースはほぼキレ負けしており、陣営もそのあたりは承知しているかと思っていましたが、転厩でうまく引き継ぎができなかったのでしょうか。

 

 

団野騎手のレース後コメントで「距離が少し長かったのかもしれませんね」とありましたが、レース経験の浅い若駒ならいざ知らず、14戦もレースをしていたらこの馬には距離が長いかどうかは陣営もだいたいは分かっているでしょうし、その中で道中溜めるという作戦を取ったのでしょうが、この馬にはその戦法は合わなかったようです。

 

 

今回も賞金の加算が叶わず、重賞やリステッドのレースを予定を組みこみにくい状況は変わりありません。ただ、毎回3着までに入ってオープン特別の出走権は確保してくれています。今回も3着で6/2日曜日まで使える出走権利は確保しました。

 

 

5/25土曜日の東京である欅ステークス(ダート1400m)あたりが候補になりそうですが、前走後に坂井瑠星騎手が東京はあまり合っていなく京都がいいのではというニュアンスのコメントをしていました。今回から中1週になりますが4/20土曜日に京都で天王山ステークス(ダート1200m)という可能性もあります。またリステッドなので出走枠に入れるかはわかりませんが、5/12日曜日に京都で栗東ステークス(ダート1400m)があります。

 

 

足踏みが続いており、生涯限りある能力を無為に消費してしまっている現状ですが、久しぶりに溜めずにスピードに任せた競馬も見てみたいと思っています。

 

 

それでは、また……。