「ハラハラしながらも勝利」 コスタレイ レース結果 | 一口馬主の記録帳

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コスタレイのレース結果です。


2024/2/11 東京6R 4歳以上1勝クラス 芝2400m 2.28.0 1着(-0.1秒差)


コスタレイは昨年11月の東京芝2400mで途中から逃げてゴール寸前まで粘りハナ差で2着、そこから間を空けて早くから同条件の東京芝2400mのこのレースを目標にし、当日を迎えました。出走頭数は前走の同条件の16頭から10頭に落ち着き、また相手関係も、前走1勝クラスで馬券圏内の成績だったのがコスタレイの他にセイウンパシュート1頭しかいないなど、やや恵まれた感もあり、鞍上は続戦でルメール騎手ということもあって圧倒的な単勝1番人気(1.5倍)に推されました。

ゲートインは最後から2頭目でした。最後の枠入りになる大外の馬が入る際の後方からのカメラアングルではやや落ち着きに欠けたような仕草をしており、ゲートを斜め前から撮った通常のアングルに戻ってからも、大外の馬の係員がゲートから離れるタイミングでゲート内でガタガタ動いておりヒヤッとしましたが、何とかタイミングが合って通常のスタートを切ることができました。

前走はこの馬のリズムに合わせてということで逃げの手に出ましたので、今日も逃げるのかと思っていましたが、ゲートを出たなりで中団後ろからのレースになりました。少頭数の長距離戦でスローペースでのレースになりそうでしたので、少しでも前の位置取りを取ってほしいと思っていましたが、思っていたよりも後ろよりでした。また当面のライバルとみられたセイウンパシュートが先行後ろの内側でピタッと折り合っているのを見てこれは厳しいレースになるだろうと感じましたが、後からパトロールビデオを見るとコスタレイは途中からセイウンパシュートのすぐ外まで上がってマークしており、ルメール騎手もこの馬を目標としての考えた騎乗だったのでしょう。


4コーナーにかけてはセイウンパシュートが内を狙ったのに対してコスタレイは外へ、残り400mあたりでセイウンパシュートが内でやや詰まる場面もありましたが立て直して先頭へ、コスタレイはエンジンがかかるのがやや遅くドキドキしましたが残り50mあたりできっちり交わして勝利をあげました。

ルメール騎手によると「道中はスローペースになり、ストライドが大きいこの馬にとっては決して得意な形ではありませんでした」とのことで、ストライドが大きいわりに筋肉が付ききっておらずスピードの上げ下げに時間がかかりそうなこの馬には、スローペースの上がり勝負は向かなかったでしょうが、何とか勝ちきることができました。

また気性面に関してもルメール騎手は「折り合いを欠くことなく、良く我慢してくれました。」とのことでした。気性難が解決したわけではありませんが、レース間隔を空けて気持ちに負担を掛けなければ大丈夫なのでしょう。
また距離についても「距離はこのくらいがピッタリだと思います」とのことで、今後は2400m前後のレースに照準を絞っていくのでしょうか。

長距離戦ばかり使われてスローの上がりだけのレースが多く、勝つときも負けるときも僅差のレースが続いており、ハイペースの消耗戦がないのでこの馬の限界までの走りはまだしていないと思いますので昇級してからどのようなレースを見せるのか楽しみです。

次走、昇級して2勝クラスでのレースになります。東京コースを使うのならしばらく間が空きますが
4/28 陣馬特別 芝2400m
5/26 青嵐賞 芝2400m
あたりでしょうか。
陣馬特別は裏の京都で天皇賞がありますので、おそらくルメール騎手からの乗り替わりになるでしょう。青嵐賞の方は日本ダービー当日なのでルメール騎手の継続騎乗なのでこちらでしょうか。


当日のG1と同距離の2400m、そういえば昨年11月の途中から逃げて2着に敗れたレースでも、ジャパンカップ当週で同距離の唯一のレースだったのでルメール騎手の芝コースの試走に使われたのではという疑念もありましたが、今度もそうなるかもしれません。

少し早めの中山で使うのでしたら
3/31 安房特別 芝2500m
4/14  野島崎特別(牝馬限定) 芝2000m
あたりでしょうが、こちらも安房特別は裏の阪神で大阪杯がありますので乗り替わりでしょうし、野島崎特別の方も皐月賞当日で同距離の2000mですから、青嵐賞と同じで試走に利用されそうです。

馬格のわりに線が細く、気性面でも煩いところがありますのでなかなか連戦はできなさそうです。今年も年間4~5走しかできないと考えると一戦一戦が落とせないレースになります。
非現実的な妄想として、5月の2勝クラス→8月の新潟で3勝クラス→10月に新潟牝馬ステークス(L)→11月エリザベス女王杯
というところまで行ってほしいですが、そうそう上手くは行かないでしょう。
今回のレース後はまず間違いなく天栄に放牧になるかと思いますので、まずは疲れを癒して次走に向かってほしいと思います。

それでは、また!