2021 夏 京都の旅15
梅小路の公園
8/19(木)①
予報では今日も雨、どこへ行こうか迷った挙げ句、ホテルから地下鉄烏丸線五条駅は目と鼻の先だからと、京都駅まで地下鉄を利用、そこから歩いて梅小路の京都市水族館へ向かった。
この地下鉄、乗車料金は安くない。五条から京都まではわずかに一駅だが、これに¥220かかる。観光利用なら文句も少なかろうが、日常の足に使う地元の客は大変だ。
京都駅から外に出たときは、まだ雨は小やみだったが、途中から傘を差すことになった。歩いているうち、だんだん雨脚は強くなり、水族館のある公園に着く頃にはすでに本降り、しかし開園の9時半まではまだ少し時間がある。入り口には、すでに何人か開くのを待っている人がいたが、それに加わってじっとしているのも芸がないので、少し園内を歩いてみた。
水族館はまだ開館前
同じ公園内に、カフェ+休憩所として、かつて活躍していた市電が2両、据え置かれている「市電ひろば」がある。かすかな記憶だが、ここは高校の修学旅行当時(45年ばかり前)、操車場のあったところだったかな、という気がしてきた。入り口にはまだ鎖が掛かっているが、雨脚が強くなり、屋根があるのでここで雨宿りとなった。
かつて活躍していた車両が展示されていた
それにしても時折、ちょっと意地悪なくらいの土砂降り、気温も肌寒いくらいの陽気だ。
時折、もーの凄い降りに見舞われる!
屋根の端っこでかろうじて雨をしのいでいる我々をよそに、一片の躊躇も見せず、チェーンを外し、スタスタと車両に入っていくおじさんがいるではないか。残された傘の忘れ物を運んでいったので関係者だろうが、利用時間が9時からと書いてあるから入っても問題なかったわけだ。「監視カメラ作動中」という警句を見ると、つい臆病になってしまう我々なぞ、まあ凡人に違いない。
2台並んだ市電の車両はきっと、内装などに手を入れてあるだろうが、やはりノスタルジックな味がある。いつまで運行していたのかよくは知らぬが、鉄道ファンにとっては格別な場所なのだろう。
自由に乗車できる
2021 夏 京都の旅16につづく