2023大阪の旅41 パン・カラト | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2023大阪の旅41
パン・カラト

1/7(土①①
 週間天気予報で分かってはいたが、今日は時折雨の予報、なるほど、空はどんよりしているが、窓の外にはまだ雨の様子はない。

 ホテルの隣に店を構える、おしゃれなベーカリーは「パン・カラト」、この店はずっと気になっていた。店名から推測できるが、おそらく中之島美術館のレストランと経営者が一緒、きっと高い店に違いないと思っていたが、せっかくだから今日の朝食に何か買ってこよう、とばかり下りのエレベーターに乗った。


「パン・カラト」にはすでに結構客が入っている

 イートインコーナーもある店内には、すでに何人か客がいたが、ウインドーに並べられたパンはどれも、洗練された印象である。「体に優しい」というのがここのモットー、したがって原材料にこだわるといったポリシーも併せ、レストランの方と一緒だ。その割に、というのはどうかと思うが、バカ高い値段がついているわけではなく、いくつか選んで部屋に戻った。

 調理パンの味付けは、ちょっと控えめなところが好ましい。全部食べるつもりはなかったのだが、気がつくとすっかり平らげていた。

 10時になるのを待ち、ここへ来た時から気になっていた、ホテル向かいにある歴史的建造物のお店を覗きに行く。重厚な建物は登録有形文化財、元は銀行だろうかと思わせるその佇まいは、さすがの貫禄である。


洋菓子店“GOKAN”「五感」北浜本店は重厚な歴史的建造物

 洋菓子店“GOKAN”、これは漢字なら「五感」と表記するらしく、ひょろ長い、一風変わった筆文字と、おそらくは篆刻を使ったらしい、凝ったデザインのロゴが紙袋に印刷されていた。


「五感」のロゴ。サムライの菓子店?

 

 1階が菓子の売り場、2階がカフェになっている。建物を生かした、実に高級な雰囲気と、美しいケーキ類、今回、ここでお茶する機会は逸したが、次には是非、という気持ちが膨らむ。開店間もないはずだが、すでに人はたくさん詰めかけていた。

 


「五感」の店内(スマートマガジンより転載)



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