2023大阪の旅28
ニフレル3
1/5(木)⑦
ホワイトタイガーやワニの水槽から一続きのオープンスペースにカフェがあった。そろそろ一休みしたいという、こちらの気持ちを見透かしたような位置である。ここでは「アップルティーサイダー」と、「食べる水」を注文した。アップルティーサイダーには賽の目に切られ、凍ったリンゴの果肉が入っているのがポイント。歩き疲れた後の一休みに、これがおいしかった。
「アップルティーサイダー」と「食べる水」
「食べる水」っていったい何、と思ったら、小さな水風船をつついて破ると、中から現れたのが、球形で透明のぷるんとした物体。ゼリーというほどの存在感はなく、ほのかに甘みがつけられ、口の中で溶けてなくなる程度に工夫されている。水族館のカフェにはよく似合うスイーツ。
ただ、ここの椅子はステンレス製のものが多く、滑って具合が悪い。そうでないものを選んで座ったが、わざわざステンレスにする必要があったのかは疑問である。
この部屋の奥にはミニカバの親子がいた。大きなカバと違って、大変かわいらしい。これまでもいくつかの動物園でミニカバに出会う機会はあったが、ここまで間近で見られるのはこれがはじめてのことだ。
ミニカバの親子
次の展示室は、鳥や動物が自由に動き回れるスペース。振り返ってみると、部屋の仕切りがどうなっていたのかと記憶をたどってみるが、一向に思い出すことが出来ない。
ホワイトタイガーやミニカバの次の展示室
ここでもっとも印象にあるのがカピバラだったが、クジャクやコツメカワウソ、リクガメなどがいたのをかろうじて思い出せる。表示にあったワオキツネザルが見当たらない。どこにいるのかと探してみると、天井に張り巡らされたパイプの一画から、特徴のある模様のしっぽが数本、まとまって垂れているのを見つけた。この時間は皆さん休憩中のようだが、いつもなら観客に混じって動き回っているのかも知れない。奥にはペンギンの水槽、この子らはいつでも人気者。
ワオキツネザルはここにいた
場合によってはこんな姿が見られたのかも知れない(ニフレルHPより転載)
総じて、自然のありようを再現する、という方向とは違う視点で、「見せる」ことを追求した施設、派手なものはないにせよ、意表を突く演出に満ちた展示は興味深かった。これなら入場料の¥2000は妥当、という気持ちで出口に向かうことが出来る。
2023大阪の旅29 ららぽーとEXPOCITYにつづく