2015春の琵琶湖17 鮎茶屋 | 楢丁(YOUTEI) 旅の話

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趣味で書きためた旅日記が、膨大な量になりました。2020秋に脳出血、2023には食道癌を発症と、様々なことが起こりますが、克服してまた旅に出たいという気持ちは変わりません。
お付き合い頂けたらありがたいです。どうぞよろしく。

2015春の琵琶湖17
鮎茶屋
 
4/4(土)⑥

 安楽寺を辞し、急いで鮎茶屋に向かう。自転車で6~7分くらいだったと思う。

 

鮎茶屋にて

 

 店は混んでいなかったのでほっとした。シーズンともなればこうはいかないのだろうが、まだ鮎はさほど大きく育ってはいない。

 かなりキャパのある店で、座敷は広く、5~60人くらいなら宴会が出来そう。掘りごたつ式の席のテーブルにはガスのロースターがある。

 2800円のコース料理のご飯を+540円で寿司盛り合わせ五貫に変更、さらにビワマスの漬け丼と鮎のせごしを注文。それに夕方までは運転の必要がないので、これに加え七本槍300ml生酒と、豪勢にいった。

 

これを注文

 

コース料理の中身だが、まず川魚の刺身は、鮒の卵まぶしとビワマスに鮎、焼き物は鮎の塩焼きが二尾、丸干し一尾。揚げ物は小鮎の天ぷらにウグイの唐揚げ、それに治部すきという名の付いた鍋物、中身はだし汁に小鮎とネギだ。Kさんの紹介ということで、これに+αのサービスが!




料理の数々。ビワマスが頂けるとはラッキー

 確かにここは穴場かも知れない。まず、単品の値段が安いし、加えてコース料理はお得な感じがする。

 

 塩焼きは、串は打たれてはいるがまだ生きているものを自分で焼いて食べる。ただし、鮎はまだ17~8センチ、これだけはもっと大きく育ってから来たいもの。どこかで養殖しているものだろうが、そのスマートな姿から、湖産鮎だろうと想像される。

 

 寿司はビワマス二貫、鮎一貫、ビワマスと思しき身の入った太巻き2つ。昨年暮れに行った宝船温泉ではビワマスの刺身が出たが、これはさすがにどこでも食べられる、というものでもあるまい。確かに身がトロッとしていておいしいと思うが、Kさん言うところの、天然物の丁度いいサイズをいつかどこかで頂きたいものである。

 

初めてビワマスを食べた、宝船温泉の記事はこちら

 

 帰りがけ、調理場を覗かせてもらったが、生け簀に鮎やビワマスが泳いでいた。丁度捌くところでまな板に載せられた鮒も見えたが、体長40センチほどもある大物。関東では、霞ヶ浦近辺を除き、鮒を食用と考える人はほとんどいないと思うが、この辺りでは皆さん、普通に食べているらしい。事実、刺身はおいしかった。



2015春の琵琶湖18 再び長浜の街につづく