『新・免疫革命 免疫の本態は≪お掃除≫にあり』を読みました。
著者、崎谷先生は、「心身のダイエットパーソナルコーチのパレオドクタ―」と紹介されていますが、脳外科医を取得された後、リウマチをはじめとした膠原病、難病の根本治療にも力を入れていらっしゃるとのこと。
持論に合った一部の論文を無理やりこじつけている、と評価されることもありますが、参考になる部分もとても多く、他にない視点なので、読んでいてとても面白いです。
この本を読んで、ずっと疑問だったことが解明しスッキリしました。
今日は、このことを中心にブログにしたいと思います。
今はほとんどありませんが、昔は、生理の前後で関節炎が悪化していました。
「ホルモンバランスの関係」である、ことしか分からず、理由も対策もできませんでした。
生理の前後で自己免疫疾患が悪化したり、関節が痛むのは何故か。
生理前と生理の前半に喘息症状が悪化するのはなぜか。
生理でアトピーが悪化していたのはなぜか。
初潮が早い人に喘息が多いのはなぜか。
妊娠中はなぜ自己免疫疾患が軽快するのか。
40代後半から更年期にかけて、関節痛を訴える人が増えるのはなぜか。
なぜ女性に自己免疫疾患が多いのか。
その答えは、全て、「エストロゲン」でした。
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多くの自己免疫疾患では、男性より女性の疾患率が高いことが報告されてきました。
全身性エリテマトーデスでは男女比は1:9、関節リウマチでは1:4、多発性硬化症で1:3にのぼります。
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この圧倒的な差!
女性ホルモンが関係しているとしか思えませんね。
エストロゲンが、自己免疫疾患の発症の要因の一つになっているのです。
以下、答えを引用させて頂きます。
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なぜ女性の方が自己免疫疾患を患いやすい傾向にあるのでしょうか?
コルチゾールと同じくストレスホルモンであるエストロゲンもダイレクトに胸腺細胞や骨髄の未熟細胞を死滅させます。胸腺での免疫寛容作用(リンパ球の自己組織への炎症反応抑制)には、自己免疫反応制御という転写因子(特定の遺伝子のスイッチをオンにするタンパク質)や組織特異抗原というタンパク質が必要であることが分かっています。エストロゲンはこれらの胸腺の免疫寛容を作る物質を低下させることで自己免疫疾患の発生に深く関与します。
さらにエストロゲンは、コルチゾールを上昇させることで間接的に胸腺を死滅させる作用もあります。ちなみに男性でも自己免疫疾患にかかりやすくなるのは、ストレスによってテストステロンがアロマテースというストレス酵素によってエストロゲンに変換されるからです。
これらの複数の胸腺へのダメージ作用で、エストロゲンの細胞内濃度が高い女性の方が自己免疫疾患に罹患しやすくなるのです。
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エストロゲンが高値の場合は、ヘルパーT細胞がTh2に誘導されて、肥満細胞や好酸球の脱顆粒(ヒスタミン、エイコサノイド、セロトニンの放出)が起こります。そのため、初潮が早くて長期間エストロゲンに暴露されている場合や生理前後のようにエストロゲン濃度が高くなる場合には、アレルギー疾患の代表である喘息がおきやすくなります。
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アレルギー疾患や自己免疫疾患を悪化させるエストロゲンの作用を抑えるのに最も効果のある物質(=抗エストロゲン作用)は、プロゲステロンです。
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胸腺は脊椎動物にとっては、リンパ球系の形態形成維持の要になっている組織です。胸腺にダメージを与える物質を抑えて、かつ胸腺を活性化させる物質に目を向けることが、リンパ球系の形態形成維持には必要です。実際には胸腺はダメージを与える物質を除去すれば再生可能です。したがって、胸腺にダメージを与える物質(およびネガティブ・エネルギー)を極力避けるようにしていくことは実践可能かつ根本治療になります。
まずは胸腺にダメージを与えるストレスホルモンであるコルチゾール、エストロゲンの過剰な分泌を抑えることは必須となります。ステロイドの慢性投与がなくても体内でコルチゾールが過剰に分泌されると同じ結果になります。慢性的な精神的ストレスに限らず、ファスティング、糖質制限やケトン食などのキィトーシスを起こさせる食事法を長期間行うことも慢性的にコルチゾールの分泌を高めて胸腺を委縮させるため禁物です。これらは、欧米の識者の間ではステロイド療法のバージョンと呼ばれているくらいです。また低タンパク質食なども胸腺や骨髄の構造・機能にダメージを与えるために良質のタンパク質(良質のアミノ酸組成)を摂取することが形態形成維持には必須です。
エストロゲンの抑制に関しては、拙著『ガンは安心させなさい』で述べたとおり、クワイノン、ナイアシノマイド、ビタミンA、E、カフェインなどが有効です。実際にエストロゲンを産生するアロマテースをブロックすると胸腺組織が回復します。
そして発酵を十分に行っていない大豆製品を避けること。大豆に含まれるアイソフラボンは、ごく微量でエストロゲン受容体に結合するため強力なエストロゲン作用を持ちます。これらの植物性エストロゲンは胸腺にダメージを与えて自己免疫疾患を引き起こします。
もちろんプーファ(多価不飽和脂肪酸)はコルチゾールとエストロゲンの両方を高めるので胸腺には甚大なダメージを及ぼします。
そしてコルチゾールとエストロゲンは脂肪細胞からリポリシス(脂肪分解)を促進するために、プーファの血液濃度が高まるという悪循環をもたらします。
またプーファと鉄はミトコンドリアにダメージを与えて活性酸素種・窒素種(まとめて「フリーラジカルズ」という)を発生させます。胸腺の間質は他の組織と比較して抗酸化物質(酵素)が少ないため、これらのフリーラジカルズによって容易にダメージを受けます。鉄とプーファの摂取は要注意です。
(途中省略)
食事に関しては、プーファ、大豆、鉄の他に加工食品にも留意してください。乳製品やホワイトチョコレートなどの着色料として使用されている二酸化チタンは、胸腺細胞を死滅させることが報告されています。
自分の細胞である癌細胞を死滅させる細胞毒性を持つのが抗がん剤ですから、胸腺もそのターゲットになるのは当然です。
前述したDHEAと同じく保護ステロイドであるプロゲステロン(一般に妊娠ホルモンといわれている)は、コルチゾールやエストロゲンによって破壊された胸腺を回復させます。
動物実験およびヒトのデータでは亜鉛やビタミンEは胸腺の委縮をとめることが報告されています。
そしてに重要な胸腺-甲状腺-脳下垂体-視床下部‐松果体の上部チャクラ軸を同時に活性化できるのは可視光線・近赤外線領域のライトです。紫外線が弱い早朝や夕方の太陽を見つめる(sun gazing)ことによって、このチャクラ軸が活性化します。早朝にアーシング(グラウディングともいう。裸足で土に接触すること)しながら太陽を見つめるだけで、現代人の詰まっているチャクラのフローを流してくれるでしょう。
そして、過呼吸は生命場を乱す要因になりますので、体の中心軸にあるチャクラを意識して、ゆっくりと呼吸を整えること(呼吸回数をゆっくりにしておとしていく)。私たちの日常はストレスの連続です。そのストレスを受けた時にいつもニュートラルに戻り、チャクラを意識しながら呼吸とチャクラの流れを連動させるイメージが良いです。ゆっくり吸った空気が下部のチャクラから上部(あるいは上部から下部)へ抜けていくイメージでゆっくり呼吸していきましょう。これができると呼吸さえも意識しない最適な状態へ入っていきます。
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以上、引用を終わります。
大豆はデメリット以上のメリットがあるので、体に良いことが証明されている為、私は摂ります。
難病を克服されている多くの方々も大豆を摂っていますし、私も大豆をとっていても治っています。
ただ実際は、納豆か豆乳ヨーグルト、味噌、醤油のように発酵したものが多いです。しかし、外食の時は、豆腐も良く食べます。
この本を読んで思ったこと
●胸腺、要チェック
(免疫寛容システムの崩壊と自己免疫疾患は深い関係があります)
●エイコサノイドに気を付ける
●多価不飽和脂肪酸に気を付ける
●鉄の摂り方に気を付ける
●徹底した糖質制限・長期の糖質制限は良くない。
(糖質・精製糖質の摂りすぎは、もちろん良くない)
●二酸化チタンがやばい
●ナイアシン、ビタミンE、亜鉛の重要性を再認識
●ゆっくりとした呼吸が大切
●アーシングと早朝の可視光線
●クワイノンを調べてみよう
徹底
●多価不飽和脂肪酸、特にオメガ6は全力で避ける
●ナイアシン、ビタミンE、マルチミネラルビタミンを摂る。
(バランスの良い食事が出来ている場合、マルチミネラルビタミンは、規定量より少なく飲む)
最後に
私の場合、アトピーやアレルギー、膠原病の症状が酷かった時は、生理のたびに悪化していました。それなのに、症状がない今では、ほとんど生理に影響を受けていません。
これは、エストロゲンのみが悪者ではないことを意味していると思います。他の原因がもとにあり、エストロゲンが悪く作用していたということです。
よって、根本的には、エストロゲンに悪い影響を受けない体づくりが必要であるため、食事療法などと併用することが大切です。
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☆崎谷先生がブログに書かれた関節リウマチ・糖尿病・ガンの治し方についての私の記事はコチラ
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