イヌリンの効果と摂り方|プレバイオティクスに最適なFOSイヌリンで腸内環境を整える | 私の自然療法ノート♪前向きで行こう♪

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薬でドロ沼にハマることを知り、ストイックな生活改善で今は完全に無症状♪
食事だけで体は本当に強くなります。少しでも多くの方に知ってもらいたくブログに綴ってます(#^^#)

腸内環境を最強にすべく、摂っている食品の一つがイヌリンです。

だまになりやすく、使い方のコツをつかむまでは、出番が少なかったけど、適度な甘味があり、糖質制限の身にはかなりありがたい存在!

今では毎日使っています♪

 

イヌリンの摂り方
ゆっくりと徐々に摂取量を増やし、一日10g程度にとどめておくのが良いでしょう。


私は、無調整豆乳(オリゴ糖を含む)150mlとオオバコ大さじ1とイヌリン5gとピュアココア大さじ1を混ぜて飲んでいます。美味しい♪♪!

ほぼ毎日のように、イヌリンが含まれるゴボウや玉葱の野菜スープを食べているので、5gとしています。

 

このページでは、イヌリンの基礎情報、効果と摂り方をメモしておきたいと思います。

 

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イヌリン (inulin) は自然界においてさまざまな植物によって作られる多糖類の一群である。炭水化物の一種、果糖の重合体(フルクタン)の一種であり、同類の植物による貯蔵栄養素であるデンプンと異なりヒトの消化器では分解不能で大腸の腸内細菌叢によってはじめて代謝されるため、栄養成分表示では糖質ではなく食物繊維として扱われる。

 

イヌリンは主に果糖の重合体であり、普通は末端にブドウ糖が結合している。果糖はイヌリン中でβグリコシド結合をしている。植物中に存在する場合はおよそ2から140個の果糖を含む。

イヌリン類のうち最も単純なものは1-ケストース (1-kestose) であり、これは2つの果糖と1つのブドウ糖からなる。
加水分解によってオリゴ糖を生ずる。

 

イヌリンは人体においてデンプンを消化するために分泌されるアミラーゼとプチアリンという酵素によって消化されない。通常の消化過程ではイヌリンが単糖類にまで分解されることはないので、その摂取により血糖値が上昇することはない(イヌリン自体のGI値は1程度である)。むしろ、難消化性デキストリン等の他の水溶性食物繊維同様、前後に接触したほかの糖質の吸収を穏やかにする効果により食後血糖値の急激な上昇を抑制すると予想される。さらに、一部の腸内細菌によって短鎖脂肪酸へと代謝されることにより、間接的に血糖調整ホルモンの一つGLP-1に作用することでインスリンの分泌を活性化する。そのため、糖尿病に対する有効な食事療法の手段として期待が持たれている。

加えて、短鎖脂肪酸は脂肪酸受容体GPR43を介することで脂肪組織でのインスリン作用については抑制することが報告されている。これらのインスリン分泌に関する選択的な活性化と抑制は体全体のインスリン感受性を上昇させ、エネルギー利用効率を上昇させる。そのためイヌリンをはじめとする水溶性物繊維の摂取により短鎖脂肪酸を供給することは食事性肥満の防止に有効と考えられており、実際に、ヒトを対象とした臨床試験でイヌリンの摂取が血中中性脂肪を有意に低下させた例がいくつか報告されている。

また、2型糖尿病の女性49人を対象にイヌリンを投与したところ、空腹時血糖値、糖化ヘモグロビン(HbA1c)、マロンジアルデヒドの低下が認められ、スーパーオキシドディスムターゼの活性が高まるなど抗酸化能力の増加が認められた。

イヌリンは非常に効果的なプレバイオティクスでもあり、腸内において人体に有益な細菌を増やすのに貢献する。既に述べたように、イヌリンは消化されることなく胃と十二指腸を通過し、腸内の細菌にとって有益な栄養源となる。特に腸内細菌叢における優勢種の一つであり高いイヌリン資化性を持つビフィズス菌の生育に与える影響は高く多数の研究においてイヌリンの継続的な摂取が腸内のビフィズス菌数を有意に増加させたことが報告されている。

伝統的な食事には、最高で1日当たり20グラムのイヌリンまたはオリゴ糖を含むものもある。キクイモやチコリー、ニンニク、リーキ、玉ねぎ、ゴボウ、ヤーコンといった食材はもともと多量のイヌリンあるいはオリゴ糖を含むため、何世紀にもわたって健康への刺激剤と考えられてきた。

 

 

イヌリンは砂糖や他の炭水化物と比較して3分の1から4分の1程度のエネルギーしか含まず、脂肪と比べて6分の1から9分の1程度のエネルギーしか含まない。さらに、カルシウムの吸収を促進し、おそらくはマグネシウムの吸収も促進する。また、腸におけるバクテリアの活動を増進させる。
イヌリンには、骨を強くする作用もあります。

2002年にアメリカのヒューストンで行われた研究によれば、女児に毎日8gのイヌリンとオリゴ糖を3週間に渡って摂ってもらったところ、カルシウムの吸収率を有意に高め、骨密度の増加と骨の石灰化を促進し、骨の強度を高めたという結果が出ています。
このように、イヌリンはカルシウムなど骨の材料となる栄養素の吸収を促進し、小児の骨密度と骨の石灰化を高める効果があります。



栄養学的には水溶性食物繊維の一種として扱われ、多量に摂取すると(特に、過敏な人あるいは不慣れな人にとっては)腹部膨満を来す可能性があることに注意が必要とされる。

 

 

 

イヌリンを含む植物
次の植物は高濃度のイヌリンを含む。
トピナンブール
キクイモ
ダリア
ゴボウ
アザミ
タンポポ
ヤムイモ
アーティチョーク(朝鮮薊)
チコリー
葛芋
タマネギ
ニンニク
リュウゼツラン(竜舌蘭)
ニラ

 

イヌリンの含有量一覧

 

・キクイモ(100gあたり18g)

・ニンニク(100gあたり12.5g)
・ゴボウ(100gあたり5.4g)
・タマネギ(100gあたり4.3g)
・アスパラガス(100gあたり2.5g)
などに特に多く含まれています。
1日にイヌリンを10gほど摂取すると良いと考えられています。

 

イヌリンの製造方法
 

イヌリンの製造方法は大きく分けて2つ。
①チコリーなどイヌリンを高濃度に含む植物を原料にイヌリンを抽出・分離し、且つ、精製(脱塩・脱色)する方法。
②砂糖を原料にイヌリン合成酵素により砂糖に果糖を付加することで製造、生成する方法。
砂糖を原料に高濃度のイヌリンを生成する技術は、フジ日本精糖株式会社が国内外で特許を取得している。

 

 

普段の食事から必要なプレバイオティクスが摂れているか分からないとか、自信がない人はこういうプレバイオティクス入りのプロバイオティクスを選ぶか、プレバイオティクス・サプリメントを併せて摂るとよいでしょう。

 

健康食品として以外のイヌリンの最大のメリットは、小麦粉や砂糖などの甘味料の代替として使用できることにあります。

多糖類でもあるイヌリンは、体への吸収率も穏やかであることから、健康的な甘味料として加工食品などで甘味料として使用されることがあります。

イヌリンは砂糖に比べて10分の1程度の甘さしかないとされているため、砂糖のような強烈な甘さが苦手な方にはおすすめです。

甘味料としてのイヌリンは、テキーラの原料等として知られる『ブルーアガベ』から主に採取されます。(別名:リュウゼツラン)

水にも溶けやすく、また、下痢も起こしづらい特徴を有していることから、機能性食品やサプリメントなど、様々な用途で使用されています。

さらに、乳幼児も安心して摂取できるというメリットもあります。
 
2007年に韓国食品栄養財団によって行われた研究によると、12人の乳児にイヌリンを摂取してもらったところ、便がより柔らかくなり、排便量も向上したとの結果が出ています。

排便の頻度には影響がなかったことから、下痢などの症状を引き起こさず、健康的に排便を促す安全性の高い成分であることが確認されています。

 

 

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以上、ウィキペディアキニナル」を参考にさせて頂きました。