毎日草刈り&草むしりをしています。雨が降る度に雑草が伸びます。
何年か前に植えたレモンの木に大量の蕾が付いています。
ブルーベリーやフェイジョアなどのジャム作りにレモン汁を使うために植えました。ポッカレモンで十分なのですが、数滴のレモン汁まで無農薬にこだわりたいとの思いからです。ただ、食品衛生法が改正されて私たちがジャムを販売できるのは5月末までとなってしまいました。道の駅などの産直売り場で販売されている漬け物も同じで、これまでの届出制から許可制に変わったことで直売所から漬け物が消えるとニュースにもなっていました。
新たに加工場を作るにも多額の設備投資が必要で、それならばこれを機にやめるという人も少なくないようです。
ブルーベリーやフェイジョアなどのジャムは次から次にジャンジャン売れるというものでありませんでしたが、ありがたいことに地元のパン屋さんに置かせていただいていましたし、定期的に買ってくださる方もいらっしゃいました。また、フリーマーケットなどの地元のイベントで販売する機会をいただいたりと、これまで細々と製造販売を続けてきました。でも、ルールが変わったのならそれに従わざるを得ません。
どこかに製造委託することも考えました。しかし、フェイジョアはもちろん、せっかく少し垂らすだけのレモン汁のレモンまで無農薬で栽培しているのに、ペクチン(凝固剤)や防腐剤が入っては私たちの苦労が台無しになってしまいます。それに業者に委託となれば最低でも100本単位のロットになるでしょうし、賞味期限内にそんなに捌く自信はありません。結局、業者に製造委託するくらいならと、いったん販売休止を選択することにしました。
しかし、ちょうど来年は息子が中学生になりますし、仮設住宅のような小さな自宅が手狭となったため、畑の地主さんのひとりである大工さんに頼んで自宅敷地内に離れ兼作業場兼倉庫を建てたいと相談しているところでした。そこではジャムの製造許可が出るような設備を整える予定です。6月からしばらくジャムの販売を休止しますけど、必ずや保健所の許可を得て無添加ジャムの製造を再開しますので、それまで少々お待ちください。
農園の方でもすぐ隣の土地で作業をされていた石工さんが高齢になったため、7月いっぱいで土地を返却することになっています。周りの畑はすべて私たちがお借りしていて、私たちにとって「アタックチャンスの狙い目」の状態になっていた土地です。石工さんが片付けた後は、そこの地主さんからは「岡田に管理を任せる」と言われています。そこではジャムや日本ミツバチのハチミツなどの販売だけでなく、少し投資をして冷たい飲み物や軽食を提供できるお店を構えたいと思っています。
この秋に収穫できるであろう無農薬レモンは私のレモンサワーにします。ビール類だけでなく、レモンサワーも最近のマイブームです。
昨秋に挿し木したフェイジョアの枝から発根が確認できました。
フェイジョアの挿し木は難しいと言われていますが、フェイジョアの挿し木が難しいのではなく、フェイジョアの枝が発根する環境を整えるのが難しいのだと思います。「同じことでしょ」とツッコミを入れられそうですが、条件さえ揃えばフェイジョアの枝でもちゃんと発根します。ただ、ブルーベリーの挿し木と違ってフェイジョアの挿し木はその「条件」が難しいです。日照時間、光の量、気温、湿度、etc。まだまだ不明な点が多いです。そのようなことを明らかにしていきたいのですが、農業って1年に1回しか検証できないのが辛いところです。いちおう2年連続で700本前後の挿し木苗を作ることができましたが、今年は何本できるのでしょうか。引き続き挿し木は毎日の水やりが必要で、ゴールデンウィーク(NHK的に言うと大型連休)なのにどこにも出かけられません。