タケノコ掘り | ゆたか農園のブログ

ゆたか農園のブログ

新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

今朝は実家の裏山でタケノコを掘ってきました。記録的な暖冬で、もうニョキニョキ出ているかと思ったら、3月になって寒い日が続いたからなのか、期待したほどではありませんでした。1時間ちょっと歩き回ってこれだけです。

 

どれも地面からは顔を出しているけど落ち葉に隠れているといった具合のタケノコです。

これくらいのタケノコは目ではなく、足の裏の感覚で探します。それに、これくらいのタケノコが柔らかくて一番おいしいんですよね。たまに道の駅などの産直売り場で、タケノコというよりもう竹に近いのではというような巨大なタケノコが売られていますが、タケノコは大きければ良いというものではありません。

 

あと1週間か10日もすれば今度は掘るのが追い付かないくらいにタケノコが出ていることだと思います。少ないですけど今日のタケノコはお世話になっている人のところへ持って行きます。

 

今日タケノコを掘った畑は、1月に亡くなった祖母が10年くらい前まで野菜や花を育てていた畑です。祖母の畑が年を追うごとに竹に侵食されていくのは寂しいですが、100坪くらいと狭く、傾斜地で水もない畑です。さらには急坂の獣道のような細い道しかなく、軽トラすら入ることができません。周りの畑もかつては近所の人が野菜作りなどをしていたのですが、今ではすっかり竹やぶになっています。いくらウチの畑に侵入した竹を片付けても、竹なんて1年で5メートル以上も根を伸ばします。面積で言ったらその2乗の速さで拡がる計算です。残念ながら私だけの力ではどうすることもできません。

 

ただ、祖母の畑で1つ良い発見もありました。その畑にはビワの大木があるのですが、その下にタネから発芽した実生のビワの苗がたくさん生えていました。かつてのビワは「食べる」というより「しゃぶる」と言った方が適切なくらい果肉なんて僅かにしかありませんでしたけど、品種改良が進み最近のビワは果肉が厚く、昔食べたビワとは味も格段に違います。実生苗をポットに植え替えて、優良品種を接ぎ木したら苗がたくさんできます。その苗を農園に植えたらブルーベリーの前にも収穫ができて収入を得られます。という話を妻にしたら、また「植えたい病」が始まったと言われてしまいました泣