やはり暖冬です | ゆたか農園のブログ

ゆたか農園のブログ

新規就農した夫婦のブログです。「ゆたか」は妻、夫、息子の名前の頭文字を1文字ずつ取って名付けました。「ゆたか」にはrich、wealthy、fertileといった意味だけでなく、家族3人で力を合わせて頑張ろうという想いが込められています。

つい半月ほど前に「青春18きっぷ」で金沢に行き、石川県なら次はブルーベリー栽培で有名な能登半島の旧・柳田村(現在の能登町)に行きたいなんて言っていたら、まさにその辺りが地震で大変なことになってしまいました。「笑点」の元日スペシャルを見ようとテレビをつけたら緊急地震速報のチャイムが流れ、その直後に西尾市でも震度4。数秒間の横揺れでした。被災地の1日も早い復興をお祈りしています。

 

家にいても何もやることがないので、元日から毎日農園で剪定作業をしています。この冬はフェイジョアの枝をかなりバッサリと切り落としています。それにしても昨年の夏は百姓になって一番暑いと思った夏でしたけど、この冬は今のところ一番暖かい冬になっています。たまに寒い日がありますが、ポカポカ陽気が続いています。

 

剪定前

 

剪定後

横に伸びた枝を残すと、さらに横に広がった樹形になってしまいますので、特に下の方から横方向に伸びている枝は太くても切り落とします。

 

海外のフェイジョア農家さんから、微量元素がフェイジョアの生育にどのような影響を与えるかという論文が届いたと12月14日のブログで書きました。英語の論文でこの年末年始に読解(解読?)するつもりでした。しかし、勉強を始めると部屋の掃除や本棚の整理を無性にしたくなるのは何歳になっても変わらないようで、まだ全部を読めていません。ただ、論文なんて最初と最後の部分を読めば筆者の言いたいことはだいたい分かります。結論としては、フェイジョアにはマグネシウムとカルシウムが重要とのことです。

 

私のように地植えで、しかも毎年のように堆肥や木材チップといった有機物を畑に入れていれば微量元素についてそれほど気にしなくても大丈夫でしょう。鉢植えでの栽培で、夏なのに葉っぱの色が悪かったり、奇形の葉っぱがたくさん出たりしたら「マグアンプ」のようなマグネシウム入りの肥料を使ってみるのもアリだと思います。この論文ではカルシウムとマグネシウムが重要だと結論付けられていましたが、肥料は多ければ良いというものではありません。人間と一緒で栄養バランスが重要だと思いますので(自戒の念を込めて)、肥料のやり過ぎにはご注意ください。