私が質量分析に携わるようになって35年が経ちました。そのきっかけは、群馬高専の卒業研究で、当時教授だった田島進先生の質量分析研究室に配属になったことでした。
その田島先生が、令和2年春の受勲で、瑞宝小綬章を受章され、その事が群馬高専の学校だよりに掲載されているのを、群馬高専で同級生だった小林くんが教えてくれました。以下、その学校だよりからの抜粋です。
この記事の中で、群馬高専(田島研究室)の卒業生で、教育や質量分析の分野で活躍している人や質量分析学会の奨励賞を受賞した人の名前を挙げておられますが、その中に私の名前も載っていました。ここに名前が挙がっている中で、戸野倉くん、関口くんの二名は同級生で、戸野倉くんとは質量分析学会等でたまに会う事があります。
田島先生は、学会等でお会いして他の人に私を紹介してくださる時などに、「教師がしっかりしていないと教え子が伸びるんですよ」などとお話されていました。教育者としても研究者としても、大変尊敬できる恩師の一人です。正に、私が質量分析を始めるきっかけを作ってくださった方ですから、まだまだお元気でいて欲しいと思います。そして、田島研出身である事に恥じないように、質量分析を通じて社会に貢献できる仕事をしていこうと、改めて思いました。
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エムエス・ソリューションズ株式会社
代表取締役 髙橋 豊
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引用元:恩師の瑞宝小綬章受章