LC/MS技術指導とメール相談 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

少し前にLC/MS技術指導を実施したお客様(企業)から、次に実施を予定している試料の分析方法に関するメール相談が来ています。頼りにして頂いている証拠なので、とても嬉しいです。技術指導を受けて頂くと、その後のメール相談は特に制限なくお受けしています。

 

さて、私がLC/MSの技術指導に伺う先は、企業のみならず大学や研究機関もあります。そして、訪問先によって、指導やその後のメールでのフォローの仕方を変えています。例えば企業の場合、今回のように技術指導後のメール相談には、出来るだけ早く正解を示し、お客様の業務が少しでもスムーズに進むようにフォローします。一方、大学特に指導相手が学生の場合、相談されても直ぐに正解を示すことはしません。ヒントを与えて考えさせる、あるいは学生自身に調べさせるように指導する方向を考えています。

 

今回の例、多分LC-MSのエンドユーザーでは極当たり前の事なのだろうと思います。基本的なことが分からずに、とりあえず装置が使えるから、分析を始めてしまうという事です。もちろん、分析を進める中で分からないことを潰していくというステップを踏むことは有効であり、今回技術指導を受けて頂いた企業様は、私を上手に使っている良い例だと思います。

 

怖いのは、分からないまま進めてしまい、思うように結果がでないことです。分析法に問題があるのに、結果が出ないことを装置のせいにしてしまうことがあります。そうすると、“この装置は高かったのに使えない”という評価になってしまいます。

 

今回の例のように、LC/MSの現場で困っている人を1人でも多くフォローする。そんな仕事をこれからも継続していきます。

 

LC/MS技術指導に関するご質問などは、ホームページのお問合せからどうぞ。

 

 

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エムエス・ソリューションズ株式会社
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引用元:LC/MS技術指導とメール相談