さて、年末に終わった秋ドラマから、高橋お気に入りのベストスリー!
第一位:地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子
先ず、主人公河野悦子の仕事に対する拘りに共感しました。そこで働くことを何年も夢見た出版社に入社できるも、配属先は希望の編集部とは違う校閲部。最初は腐るが、自分が今できる事を全力でやると言うスタンスで、独自路線の校閲を展開。相手と自分の立場の違いなどお構い無しに、大物小説家にも自分の考えを直球でぶつける姿勢は正にプロ。私も質量分析屋として、そのような姿勢で仕事することを意識しているので、共感でき且つそのようにありたいと思う部分が多かった。
河野悦子は、最初は部内でも異端児扱いされましたが、徐々に認められ、いつしかエース級の校閲者に。勿論、トラブルも沢山お越しながら。校閲部の部長が河野悦子を校閲部に引っ張った理由が、¨河野悦子略してコウエツだから校閲部にぴったりだと思った¨と言う何ともドラマっぽい設定。しかし、河野悦子と他の登場人物とのやり取りが、味があると言うか、見た後に心地よいんですよね。何度見ても楽しいドラマでした!
第二位:逃げるは恥だが役に立つ
すっかり話題になった¨逃げ恥¨、私も毎回楽しく見ていました。ガッキーの可愛さは言うまでもありませんが、私が共感したのは、¨みくりの仕事の対価への拘り¨です。
みくりが、父親の知り合いの平匡の家へ家事手伝いに行ったことをキッカケに、家事への対価を効率良く受け取る方法として、偽装結婚を提案します。お互いに気持ちが近づきながら、雇用主と従業員という縛りからなかなか抜け出せないあたり、恋愛ドラマとしても楽しめました。
そして、私が最も気に入ったみくりのセリフが、¨親切心の搾取¨です。町内会のイベントの手伝いを、みくりに無償でやらせようとした人達に対して、¨親切心の搾取¨という言葉を使っていました(親切心は違う言葉だったカモ)。
私も、前職からの知り合いから、LC/MSの技術的なことをメール等で質問されると、基本的には親切心から答えてあげていました。先方は私が独立・起業したことは知っていますが、サラリーマンの時と同じように、気軽に質問してくることが殆どです。起業して一人や二人で仕事をしていると、正にTime is Moneyの考え方を徹底しないとやっていけません。メールや電話で相談するだけでも、相手の時間と(その時間に稼げる)お金を搾取していると言うことです。最近では、仕事としての成り立たない、一方的に色々なものを搾取しようとする人からの質問には、応じないようにしています。お互いに有益な情報を提供し合えるWin-Winの関係なら良いですが、相手の立場を考えず、平気で親切心と時間を搾取する人には注意が必要です。
第三位:ドクターX
ドクターXは前のシリーズでも見ていました。フリーランスの外科医が現実にいるのかは知りませんが、大きな組織に属さず、自分のスキルで勝負する姿は、見ていて心地よいですし、大企業から独立・起業した身として共感することが多いです。
同じく第三位:カインとアベル
山田涼介演じる高田優の、ビジネスに対する考え方や行動の変化が見応えありました。
本当に大切なものは何か?
環境や立場に左右されて、それを見失うことがないようにしようと、考えさせられる内容でした。
終了してからだいぶ時間が経過した昨年の秋ドラマ、単に見て楽しめるだけでなく、考えさせられる良いドラマが多かったと思います。
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引用元:2016年秋ドラマに見る仕事とその対価に対する考え方