ウルトラマラソンランナー、日本一タフな質量分析屋、髙橋豊です。
日本分析化学会では、
液体クロマトグラフィー分析士、LC/MS分析士、イオンクロマトグラフィー分析士
という資格認証制度を始めています。
初段から五段まであり、一年に一段ずつ受験することができます。
私はLC/MS分析士試験が始まった年から毎年一段ずつ受験していて、
昨年末に最高段位の五段を取得しました。
LC/MS分析士五段取得者は、まだ4人しかいません。
五段まで取得するには
LC/MSに関する豊富な経験と十分な知識、高い分析スキルが必要です。
近年、LC-MSの操作性が飛躍的に向上したため、
オペレーションを覚えて測定をできるようになるだけなら
専門的な知識も経験も殆ど必要ありません。
車の操作を覚えるだけで路上を運転できますか?
できませんよね?
教習所で交通ルールやマナーを教わって
免許(資格)を取って
初めて路上を運転できます。
質量分析(LC/MS)が車の運転と同じとは言いませんが...
メーカーで教えてくれるのは、装置のオペレーションです。
無料の基礎セミナーで分析技術についても少しは教えてくれます。
私もメーカーの無料セミナーに参加したことがありますが、
正直言ってレベルは低いです。
まぁ、無料なんだから当然ですね!
装置のオペレーションを覚えただけでLC/MSができるようになったと勘違いしていませんか?
私の経験では、
LC/MSで重要なのは
前処理30%
各種条件検討30%
データ解析30%
オペレーションはほんの10%
LC/MSをちゃんとやりたいのなら
分析技術としてのLC/MSをしっかり学んでください。
そのために、プロの技を是非活用して下さい。
お仕事のご依頼は、ホームページからお問合せ下さい。
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