独立・起業その5 | 日本一タフな質量分析屋のブログ

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日本で唯一、質量分析に関するコンサルタント、髙橋 豊のブログです。エムエス・ソリューションズ株式会社と株式会社プレッパーズの代表取締役を務めます。質量分析に関する事、趣味の事など、日々考えていることや感じたことを綴っています。

こんにちは!

このテーマでは、前職である日本電子を辞めて独立・起業する話を、日本電子時代から時系列に書いています。

前回は↓
http://s.ameblo.jp/yutaka-ironman/entry-12102563250.html

マイクロ化学プロセス技術研究組合(MCPT)という、経産省管轄の国プロに参加し始めた頃のことを書きました。


MCPTへの参加について、私は出向と言う形でした。

MCPTが入っていた神奈川サイエンスパーク(KSP)が、3年半の間の勤務先になりました。

月に一度位、報告等のために会社にいったのですが、それは出張扱いになるという、何とも不思議な状況でしたえー


参加していた企業の研究員達は、年齢も専門も様々で、入社して2~3年の若手から、定年までもうそんなには長くない年代の方まで。

一番多かったのは、私と同世代か、ちょっと若い方でした。


参加企業は、

¨マイクロ化学チップに関する¨

という共通のキーワードのもと、

各社全く違う研究開発テーマをもってました。

質量分析計で強豪する会社でも担当が違うので、変なわだかまりを持たずな済みましたニコニコ




私の研究開発テーマは、

¨マイクロ化学チップと質量分析計の融合¨

でした。


さて、これまで、「マイクロ化学チップ」と言う言葉が、何度か登場しています。

マイクロ化学チップって何よ?

と疑問に思う方が多いでしょう照れ


はい、ご説明します。ご興味あれば、以下をご参照ください。MCPTにも参加していた会社です。
https://www.i-mt.co.jp/

マイクロ化学チップとは、マイクロ空間で化学反応などを効率的に行うためのツールです。


例えば、化合物Aと化合物Bを水中で混ぜると、化学反応を起こして化合物Cができるとします。


この反応を、100 mLのフラスコで行うと1時間かかるところが、マイクロ化学チップで行うと1秒で終わる、ということが起こります。


もちろん、これは例なので、全ての化学反応がマイクロ化学チップを使うと効率化される訳ではありませんが。


私の研究開発テーマは、具体的には、

マイクロ化学チップで行う化学反応などを、質量分析計で簡単に観測するための、両者のインターフェース(接続装置)を開発することでした。


日本電子に入社してここまでで、

液体クロマトグラフ質量分析計を使ったアプリケーション開発を通じて、高い分析技術とノウハウを身に付け、

ソフトウェア開発に関わることで、ソフトの基本的な構成を知り、

MCPTで今までになかった装置開発を担当し、広い視野で仕事を見ることを覚え、井の中の蛙だったと感じました。


MCPT終了後は日本電子に戻るのですが、この時の経験が、

いつまでも狭い世界で仕事をしていて良いのか?

という疑問を生み、


結果として、今の仕事を始めるキッカケになったように思います!!


もう一回、MCPTでの話を書いてみたいと思います。


ではまた~ルンルン


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