トヨタが販売したアメリカ車「キャバリエ」 | ユタ.のブログ

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日本からアメリカへ自動車の輸出が多い。
日米自動車摩擦は1970年代からです。

1990年になるとアメリカへ輸出する台数の自主規制を行うようになります。
同時にアメリカで現地生産も行っていました。

しかしアメリカは納得せず。
1990年、アメリカに輸入される日本車に関税を100%かける法案を発表しました。

政府は、アメリカ車を日本メーカーが日本市場で販売することにします。
これでアメリカは納得。

トヨタがGMのシボレー・キャバリエを、輸入販売することになりました。

右ハンドルでウインカーレバーとワイパーレバーは入れ替わっていました。

 




ラインアップは4ドアセダンと2ドアクーペ。


 

サイズ セダン
 全長4595mm×全幅1735mm×全高1395mm
サイズ クーペ
 全長4600mm×全幅1740mm×全高1355mm

エンジン
T2型 直列4気筒DOHC
排気量:2392cc
最高出力:150PS / 6000rpm
最大トルク:22.1kgm) /4400rpm
ミッション:4AT

1996年1月に発売開始。
価格は181万円~と、同クラスの日本車より安価に設定されました。
同時にトヨタは大がっかりなプロモーションを展開します。

しかしキャバリエは売れず。
トヨタはプロモーションを続けましたが効果がありませんでした。

トヨタが力を入れても売れなかったんです。
つまり、日本市場で売れないのはアメリカ車に原因があると知らしめました。
アメリカは強気な態度を収めていきます。

当時トヨタにはセダンが多かったんです。
(カリーナ・コロナ・マークII/チェイサー/クレスタ・ビスタ/カムリ)
キャバリエには、これらの車種を超える魅力がありませんでした。

キャバリエの年間予定販売台数は2万台でした。
しかしあまりの不振に2000年に販売終了。
総販売台数は3万7310台。