為替は相対的な通貨量で決まる | グレッグのブログ

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ブログの説明を入力します。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110824/plt1108240946000-n1.htm


高橋洋一先生が簡潔に為替について述べている。

僕の説明なんか読むより百倍説得力があります。


>円ドルレートなら円とドルの相対的な量で決まる。円がドルより相対的に少ないと、円に希少価値が出て高くなって円高になる

>この解説はテレビの解説などではまずお目にかかれない。あまりに単純で一言で終わってしまうから、介入がどうなったとか、政治が問題とか、本質的でないことをもっともらしく話をしていることが多い。


ここまでは僕が何度もこのブログで説明させていただきました。

ただ、読者の方の頭がごちゃごちゃになるのは為替介入と不胎化介入とか、国債発行とか・・・為替と、どういう関係があるの?ってことだろうと思います。


為替介入っていうのは政府短期証券で市場の円を調達します。

そして円を売ってドルに交換することで円安に持っていこうとする。

しかし、円の供給自体は増えてないんです。

だから国内のインフレ率は基本的には上がらないはずです。

だから効果が限定的でなんです。

1990年代以前は、為替介入の原資をすべて日銀が引き受けていたんですよ。

つまり日銀が新たな円を供給することで国内のインフレ率が確実に上がっていた。

だから、不胎化介入という売りオペが必要だったんです。

国内は日銀によって新たな円が供給されますから、当然インフレになりますよね。

しかし、今のシステムでは為替介入して非不胎化しても基本的に円の供給は増えてませんから。

金融政策ではないんです。

政府が国債を発行して米国債に投資しているわけです。

国債発行も同じです。

国債を発行することで市場の円を引っ張ってくるだけですから、通貨供給は増えない。

特に今のようなデフレ期では国内の投資原資は余ってます。信用創造は働きません。

逆に眠っていた円が市場に流れ収益を上げますから、金利上昇要因を通して通貨高になる。


ポイントは通貨供給が増えるのか?と円の期待収益率が上がるか?に収斂されます。

今、ホントに円安にしたいなら国債発行を止めて買いオペをすればいい。

すぐに円安になります。

勿論、反対ですが・・。


異論反論をお待ちしております。

かなり独善的ですので・・・。