http://www.j-cast.com/2011/08/07103785.html
以前のブログにも書いたが、韓流ブームを演出しているのはその方がTV局が儲かるからである。
これだけの超絶円高では、自社で高い費用を賄って番組を作ってもスポンサーの企業の広告料が下がっているわけだから、採算が合わないだけだろう。
それなら円高に乗じて、安い韓国のタレントを使い、盛り上げた方がTV局の実入りはいいし、安くなった韓国ドラマを仕入れて放送した方が利潤は増える。
広告料が一定か、もしくは下がっているなら費用を低減させたほうが自社の利潤は増えるのである。
これは日本中どこでも起こっている産業空洞化の一形態に過ぎない、と考える。
それより、僕は「日本人の焦り」の方が気になる。
以前なら「韓国や中国になんて負けるわけがない」という余裕が日本人にはあった。
しかし、長引く停滞と韓国のものすごい好景気である。
日本人にもいよいよケツに火がついてきたのではないか?
韓国に世界シェアを奪われている原因は圧倒的に政府日銀によるマクロ経済政策の失敗によるのである。
決して日本企業の技術が落ちぶれたわけではないのである。
同じ土俵で戦えない状況が続いているだけなんだ。
今回の韓流ブームの演出もそうである。
賢明な日本人がくだらない陰謀論に心を奪われることなく、政府日銀の経済政策の失敗に関心が行き、そこを是正するように運動が盛り上がることを期待して止まない。