復興増税に6割の方が賛成のようだ。
日本人はいい人たちなんだ。
しかし、これは政策的には完全に間違いである。
財務省のメディア戦略が功を奏している。
しかし、NHKの日曜討論を見ていると、流れは完全に変わったと感じる。
野党第一党の自民党石破政調会長でさえ、即時の増税には反対と明言していた。
霞が関のマインドコントロールは崩れてきている予感がある。
円高が止まらない。
米のデフォルトは回避されたにも関わらず、円は戻す気配はない。
まさに円高シンドロームの発現と円高スパイラル、デフレスパイラルの懸念も出てきた。
ここで増税などしようものなら、拍車をかけるだろう。
正解は18兆円の復興債の日銀引き受けである。
そして海外市場にこれ以上の円高は許容しないと強くメッセージを出すべきだ。
日銀に一段と強い量的緩和を迫り、インフレターゲットを明文化すべきなのである。
今、必要な政策はマネーを、円を供給することだ。
国民に正しい情報を伝えるべきなのである。