労働市場も立派な市場である | グレッグのブログ

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インフレ転換しても国民の雇用拡大はしない、労働者の給与は上がらないという意見が多い。

これは明確に間違いである。


企業の利潤最大化条件を考えてみよう。

簡単に言えば、価格=限界費用になるところまで生産を上げることである。

限界費用とは、ある生産物1単位を増やす時にかかる費用である。

基本的には生産を増やせば、それにかかる費用は右肩上がりに上がっていく。

しかし、ある生産物1単位の価格>限界費用であれば、利潤は生産量を増やせばまだ上がる余地はあるはずである。

価格ー限界費用がその生産物を製造することによって得られる利潤だから、である。

つまり市場の均衡価格が上がれば企業は利潤=価格ー限界費用が増えるわけだから、費用がかかっても生産を上げた方が利潤が増える。

生産を増やすには設備と雇用が必要なのである。

間違いなく企業の労働需要は、インフレになれば増えるのである。


労働需要が高まれば求人が増え、賃金上昇圧力が出る。

これを経団連が阻止することなどできるわけがない。

若者はデフレ脳からの転換が必要なのである。