http://www.cao.go.jp/minister/1101_k_yosano/kaiken/2011/0705kaiken.html
この会見は興味深い。
与謝野君がとうとう本性を現しました。
彼の本心が如実に表れた会見です。
是非、全文読んでいただきたい。
まとめると、彼の論旨は
①震災はサプライチェーンが一部、一時的に棄損したもので大したことない。
②需要不足は過剰な自粛によるものである。
③デフレは年金生活者や労働所得を得ている人にとってはむしろ良いことである。
④デフレの定義ははっきりしないから、政府の目標から削除する。
凄いです。
デフレの問題点は、僕が何度も何度もこのブログで取り上げてきました。
デフレの副作用は現役世代に負担になる。それも非正規雇用などの立場の弱い労働者やこれから社会に出ていって一旗上げてやろうという若者の就職を奪ってしまう。
そしてデフレは円高を惹起してしまい、交易条件を棄損し、明らかに日本の産業空洞化を助長する。
デフレの定義がはっきりしない?
拙著ブログの「ユニットレーバーコストとGDPデフレーター」を見ていただければわかるが、日本は壮絶デフレ中であり、労働者の賃金は下がり続けているのである。
それはデフレで企業収益が伸びず、景気の見通しが悪く賃金を上昇させたり、雇用を拡大することができないためである。
信じられない。
こういう奴が経済財政担当大臣の日本って・・・。
日本の恥を世界に晒しているような会見ですね。
だめだ、こりゃw