国債引き受け主張の実態 | グレッグのブログ

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日銀の国債引き受け→ハイパーインフレ、通貨の信認棄損と脊髄反射する輩が多い。

マスコミも、例外ではなかった。

特に野田財務大臣(財政の知識が全くない、財務省のポチ)と白川日銀総裁のなりふり構わない世論誘導には全く呆れるばかりだ。

しかし、実際は日銀の国債引き受けは毎年行われているのである。


2011年度の予算書の一般総則で「第5条 国債整理基金特別会計において財政法第5条但し書きの規定により政府が平成23年度において発行する公債を日本銀行に引き受けさせることができる金額は、同行の保有する公債の借り換えのために必要な金額とする」と書かれている。


今年の日銀保有国債のうちで、満期を迎えるのは30兆円である。

しかし、日銀は12兆円しか借り換えをしないと言う。

これは18兆円、市中からマネーを引き上げようということなのである。

信じられない話しである。

国民がデフレで苦しんでいるときに、マネーを引き上げるなど言語道断であろう。


つまり、現在の財政法の範囲内でも、18兆円を日銀が引き受けてもらえば国民の負担はなく復興債を出すことができるのである。

2011年度の国債発行計画で言えば、国債発行額170兆円その市中消化は158兆円、日銀引き受けは12兆円である。それを国債発行額を188兆円その市中消化を158兆円のままにして日銀引き受けを30兆円まで引き上げてくれ、という主張なのである。

マネーの総量はニュートラルである。ただ、引き締めをしないでくれ、とお願いしているだけなのだ。


これで通貨の信認が棄損されるわけがない。

奴らは、理屈にもならない理屈をこじつけて、復興債の増額を妨害しようとする。

確信犯的な売国奴なのである。