デフレの正体 | グレッグのブログ

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デフレとは需要が供給に追い付いていない状況である。

市場も家計も企業も、現在は政府でさえおカネを使うことを躊躇っている状況なのである。

日本は20年、この状況が継続している。


おカネは使われることによって、他の誰かの所得になる。

おカネが使われる社会が他人様を幸福にできる。

おカネを使うことを奨励する方法は二つ。


ひとつはおカネの価値を少しずつ下げること。

それにはおカネの量を増やさなければなりません。

そして、ある一定のインフレ率に到達するまではおカネを刷り続けますと宣言すること。

そうすれば、おカネを保持することは損になりますから、人々はおカネを使うようになるはずです。

モノやサービス、投資などにおカネを使うようになるでしょう。


もうひとつは埋もれた需要を掘り起こすことです。

日本には様々な規制があり、自由な取引ができない環境が根強く残っています。

価格が不当に高かったり、企業が自由に参入できないため供給不足に陥っている分野が数多くあります。

規制を緩和することで潜在的な需要を掘り起こし、新規企業が新たに参入すれば雇用は膨らみデフレ脱却の足がかりになるはずであり、何よりも良いのは消費者の効用が増すことです。

需要創出型の規制緩和は決してデフレを誘導するものではないのです。


僕はこの二点を強調したいです。

何より、需要の旺盛な活性化が長期的な供給力の活性化に結びつくことも忘れてはならない論点です。