引き続きです。
需要不足の不況は需要を活性化しなければなりません。
簡単なのが政府支出です。
政府がおカネを移動させるのでVの上昇になります。
次に金融緩和です。
マネタリーベースを増やすことしか金融政策は基本的にはできませんが、ターゲットを決めて今後も決められたインフレ率までマネタリーベースを増やすと約束すればいいわけです。
つまり、左辺を増やすことができます。
そうすれば右辺も増えざるを得ない。
物価もしくは産出量が増えてきます。
ここでGDPギャップです。
デフレギャップがあれば供給力が余っているので、ある程度物価を上げることを防ぐことができる。内閣府の試算では20-25兆円ほどある。
だから、物価が上がるのはその後です。
需要が供給を上まっってしばらくしてから、物価は上がるわけです。
ここが先進国と新興国の違いです。
結局、国の豊さを決めるのは供給力です。
需要なんてものはカネを刷ってばら撒けばいいんです。
それは貨幣数量理論から明らかです。
こういう理論を否定する輩は議論するにも値しません。