食糧原油価格高騰はQE2のせい?! | グレッグのブログ

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これもトンデモである。

この現象は経済学的な現象ではなく、完璧に政治的な現象であると思っている。

アメリカは自国がデフレの危機になった。

日銀と違い、FRBはきちんと機能しているので金融緩和をして通貨供給量を増やすだろう。

これは当たり前である。

アメリカが投機によって原油食糧価格が上がってスタグフレーションの懸念が出てくれば、投機によって得た利益に対して課税強化すればいい。ピグー税である。

もしくは投機筋に対して投機に対する証拠金率を大幅に引き上げればいいだけだ。

オバマはこのオペレーションをやっているか?

アメリカがこの問題を適正な対処もせずに放置しているとしたら、それは政治的な問題である。

QE2は間違っていない。デフレ懸念で通貨当局がおカネを刷るのは当然必要なオペレーションである。


新興国もそうだ。

原油食糧価格がQE2で上がってしまった、QE2が悪いと言う前にドルペックを止めればいい。

変動相場制を受け入れないのは輸出企業に配慮してのものだろう。

それを続けていれば食料品の価格は上がって自国民は困るであろう。

自国のインフレは自国の問題である。

さっさと変動相場制に移行して自国民が困らないようにするのはその国の政府の問題であろう。


報道を見ていつも思うのは、論調が非常にpoorである。

アメリカがデフレ懸念で金融緩和をせずにデフレに陥ってしまったら、世界各国は困るだろう。

世界最大の市場である。

どうしてこういう間違った論調がまかりとおるのか?

不思議でならない。