日曜討論 NHK | グレッグのブログ

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朝、観てしまいました。

早稲田大学の若田部教授が出演されるので楽しみにしてました。


与謝野発言は相変わらずでしたね。

口を開けば増税増税です。

この人が政策通ですから、日本のレベルは地に落ちてますね。

増田前総務大臣も出演されてました。

自民党の意見そのものでしたね。

与謝野大臣と変わりありませんでした。

菅民主と自民谷垣の親和性は高いですよ。

菅民主打倒!と叫んだところでムダですね。

谷垣自民党は現政権と特に政策的に大きな変化はないと思いますよ。


与謝野発言で驚いたことは、短期と長期の経済理論を全くわかってない人なんだな、ということです。

日本の成長が低いのは、教育、国民のやる気が低いからでは?と発言されてましたね。

驚きです。呆れます。

短期的な成長なんていくらでも担保できるんですよ。

おカネを刷ってばら撒けばいいんですから。

名目GDPなんて、いくらでも上げることができる。

物価を気にしなければ、いくらでも上げれます。

それは日本人の教育水準ややる気には関係ありません。

障壁になるとすれば物価です。

政府が例えば4%までのインフレを許容するので、それまではお札を刷ってばら撒きますと、言えばいい。

先進国と発展途上国の違いはおカネを刷ってばら撒いた時の物価の上昇の違いなんですよ。

産出量を上げることのできない発展途上国は、産出量を増やすことができないのですぐにインフレになる。

しかし、日本のような先進国ましてやデフレですから、現状でも余剰な人員や設備を多数抱えているわけです。

産出量を現在の指標でも20~30兆円は上げることができる。

ですから、物価はそれほど上昇しないわけです。

日本国民は所得移転で多額の所得を享受しながら物価は上がらない状況を作ることができる。

日本はそれほど豊かなんです。

しかし、政府や日銀にはそういう視点が全くない。


国の豊さとは生産性なんです。

国民一人当たりでどのくらいの財やサービスを供給することができるのかが、その国の貧富の差なんですよ。

その生産性の上昇に必要なのが与謝野発言にあるような教育や国民のやる気や社会インフラや投資なんです。

生産性の上昇には旺盛な需要と設備投資が必要なんです。

こういうデフレ不況を続けていると、生産性の低下は免れず、本当に日本は貧乏国になってしまいます。

そういう危機感が政治家や官僚にはないんですよ。

おかしな国です。