日本には莫大な資源が眠っている。
メタンハイドレードや地熱の話しではない。
ひとつは政府に莫大な資産がある。
国債整理基金特別会計に10兆円、労働特別会計に5兆円、借換債の日銀引き受けを30兆円の枠組みまで増やせば、18兆円出てくる。すぐに。(これは法的にも認められ、現在まで11回も採用されている)
これだけで33兆円出る。
当面の復興財源としては十分であろう。
そして、国有資産も併せて日本政府には700兆円もの資産がある。
天下り法人や国有資産を売却するだけで、どれだけの資産が出るだろう。
大震災は一時的なショックである。
ショックに対応するには一時的な財源を担保すればいいだけだ。
そして余剰な人員と余剰な設備がある。
これを活用しない手はない。
おカネを刷って国民に所得移転すればいい。
余剰人員と余剰設備が稼働すればとてつもない産出を生むであろう。
物価は人員と設備が稼働し財やサービスを提供できる間は上昇しない。
その額は内閣府の試算では約20~30兆円である。
これは日本の有効な資源である。
こういう日本の隠れて埋没された資源を活用することなしに、財源論が独り歩きしている。
全くおかしな国だ。