短期国債の金利はゼロだけど、長期国債の金利はゼロじゃない。
でも日銀は2年以上の国債は頑として買わない。
実際は買っているが量を増やそうとしない。
貨幣を持つことのコストは長期国債と交換すれば、ゼロじゃない。
でもそれをインフレになるまで買いましょうっていうオペレーションはしないんだ。
そして、すごく微々たる量でETFや社債やREITなんかを買ってる、あまり影響がないように。
影響がないように、っていうのはインフレ転換しないように細心の注意を払ってる。
長期国債を市中から買い入れして現金化したら銀行はどうするだろう?
現金のまま、金庫に保管してても利子を生まない。(ホントは0.1%の金利がつく、これが豚積みの原因になってる)
景気が悪ければまた国債を購入するかもしれない。
また、企業の貸し出しに使ったり、外債を買うかもしれない。
長期国債の利子以上の融資先を求めて現金が動く。
それはとりもなおさず、貨幣の流通速度が上がるってことなんだ。
日銀が金利がゼロにならない長期国債を買って現金刷れば、マネタリーベースが増え、貨幣の流通速度も確実に上がるわけ。しかし、日銀はしない。そしてインフレターゲット設定も拒否。
完全にデフレを維持したい魂胆が見え見えなんだよ。
さあ、左辺が上がりました。
ここで日銀や財務省の御用学者は左辺が上がっても右辺のTは上がらずPだけ上がるから効果がないっていうんだ。そんなことってありえる??
日本に十分な供給力があって余剰の生産設備や労働力技術力があるからデフレなんでしょう?
価格が上がる前に需要があれば生産を増やすでしょうよ。低価格のままで。
まず生産量が上がって、それでも供給が需要においつかなくなって初めて価格が上がり始めるわけでしょ。
そんなの中学生でもわかる。中学公民の分野でしょうよ。
そしてインフレが3%を超えたら止めればいい。
簡単な理論。
これが日本の景気浮揚には一番必要なんだよ。
っていうか、こういうオペやらないでデフレ放棄しているのは世界で日本だけだからね。
全く頭がおかしいんだよ、この国の政権中枢は。