http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103280087.html
この記事を見ていただきたい。
これを見ると日銀は激しく円を刷っている。
これでもインフレ転換できないんだから、金融緩和って効力ないんじゃない?
そういう話しがちらほら聞こえてくる。
しかし、それは完全に間違い。
確かに日銀は国債等の金融機関の資産を担保に資金供給している。
これは金融機関が震災と年度末が重なって、現金需要が増えているからだ。
しかし、このオペの目的は極めて短期的な資金供給に限っている。
このオペの主力は共通担保資金供給オペって奴だが、要するにこれは一定期間経過したら
日銀におカネを返さないといけないのだ。つまり、永久に日銀が金融機関の保有する国債を買い取ってしまう
買い切りオペではなく、おカネを返してもらうことが前提の現先オペである。
これは一時的な金融機関対策であり金融緩和ではない。
日銀はこの期に及んでも自分たちの天下り先である金融機関の心配はするが、国民全体の景気には無関心なのである。
日銀法改正 白川総裁更迭を強く主張したい。