国債の多額発行で金利は上昇するだろうか?
景気が良い時は間違いなく上がる。景気が悪い時は上がりずらい。
この概念は重要。
国債の原資は何か?個人の貯蓄、そして企業の借金返済で現金になったおカネである。
景気の見通しが悪く、個人の消費意欲が少ない、企業の借金返済のインセンティブが高い時の
計画的な貯蓄率は、好景気時に比べて格段に上昇するだろう。
そういうときは国債を発行しても金融機関に現金が貯まる。
機関投資家も安全志向で国債に投資するだろう。
国債の価格は上がる。よって金利は下がる。
日本はここ十数年、そういう状態が続いている。
国債の原資は計画貯蓄なのである。
それが増加している局面では金利上昇など考えなくていい。